上質な乗り心地や静粛性は特筆 軽快な走りと高い走破性も◎

3代目アウトランダーは日産、ルノーとのアライアンスによる新プラットフォームを採用するとともに、全グレードを2.4ℓエンジン+フロント85kW、リヤ100kWのモーターによるS-AWCと呼ばれる四輪駆動のPHEVに統一。

エクステリア

最上級グレードの「P」はドア下サイドガーニッシュがボディ同色だが、「G」と「M」はブラック仕上げとなるのが外観での目立った差別化ポイント。最小回転半径は5.5m。

逞しくも洗練されたエクステリアデザイン、3列シートも揃うゆとりあるパッケージ、高級感と先進感あるインテリア、ガソリン満タン&満充電で約1000㎞走れる足の長さ、充実したコネクティッド機能などが特徴だ。EV走行可能距離は実質約65〜70㎞(EV走行可能最高速度135㎞/h)で、もちろんS-AWCによる三菱自慢のオン/オフを問わない高い走破性を実現した1台である。

インストルメントパネル

大柄なボディだが運転席からノーズ位置が把握しやすく狭い場所でも取り回しやすい。12.3インチのフル液晶メーターは地図モードなど多彩な表示が可能。上級グレードには10.8インチのヘッドアップディスプレイも備える。

自然なドラポジ、シートの掛け心地の良さとホールド感の高さを備えた運転席に着座して走り出せば、まずは三菱のフラッグシップモデルに相応しい上質でフラットな乗り心地に満足できる。静粛性の高さも素晴らしく、特に高速走行時の快適性は1クラス上のクルマを思わせる。

居住性

PHEVゆえ走りの電動感が強いことはもちろん、カーブや山道でステアリングレスポンスが正確かつ安定感たっぷりで、回頭性の良さから意外なほどの軽快感、身軽さある走りを披露。

うれしい装備

月間販売台数      1023台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表       21年10月 (一部改良 23年12月)
WLTCモード燃費     16.6 ㎞/ℓ ※「M」

ラゲッジルーム

ドライブモードのエコモードは穏やかな出力特性で走りやすく、最大システム出力252㎰を誇るパワーモードではリヤ寄りの駆動力配分となり、ミッドサイズSUVらしからぬダイナミックな走りも楽しめるから痛快。なお、急速充では約38分で80%の充電が可能だ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

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