アームレストの専用タッチパネルで調整可能な、内蔵のマッサージ機能を備えたカスタムレザー張りの7つの座席を装備
同社が「走るファーストクラス」と表現する、スプリンターの究極バージョンは、その名にふさわしい要素がすべて揃っているようだ。
民間航空機のファーストクラスで最も重要な部分は、シートだろう。このスプリンターには、完全電動のレッグレスト、リクライニングとスライド機能、暖房と冷房機能、調節可能なランバーサポート、内蔵のマッサージ機能を備えたカスタムレザー張りの7つの座席を装備、アームレストの専用タッチパネルで調整できるという。
ファーストクラスのシートと言えば、プライバシーが優先されるが、このスプリンターも最前列と後部を分ける電子制御のパーティションを搭載、もちろんプライバシーウィンドウも標準装備だ。また、Apple TVとHDMI接続を備えた43インチのテレビが2つあるほか、飛行機にはないメルセデスの機能のひとつとして、車内プレイステーション5も含まれている。
キャビンの高級感をさらに高めているのは、木製のベニア、ミラノスエードのヘッドライニング、豪華なカーペットだ。また、迫力あるサウンドシステムに加え、車内WiFiシステム、巨大なパノラマガラスルーフ、ドリンク用冷蔵庫2台も用意されている。
同社CEOのクライブ・サットン氏は、「長年にわたり、当社のお客様は、標準的な高級車市場で入手できるものを超えるレベルの贅沢さと、利便性を求めてきました。当社の2025年ファーストクラス スプリンターは、メルセデス・ベンツのVPクラス、ロンドンタクシーのVIP、レクサスLMのVIPコンバージョンといったプレミアムラインナップに加わり、英国および世界中のお客様向けの高級輸送のリーダーとして、クライヴ・サットンを際立たせます」と語っている。
注目の価格だが、驚きの23万ポンド(約4400万円)プラスVAT(付加価値税)で、ちょっとしたマンション並だという。