VモーショングリルはインフィニテQX80とは形状が異なり、クロームスラットと下部のハニカム構造が特徴に
現行型日産パトロール(Y62)は2010年から販売されており、2014年と2019年に2度のモデルチェンジが行なわれている。新世代モデルは、2021年にデビューしたトヨタ「ランドクルーザーJ300」との競争力を高めると期待されている。
今回は、現行型のV8に代わる、3.5L・V型6気筒ツインターボエンジンを公開した。インフィニティ「QX80」から流用されるこのV6は、これまでのV8よりパワフルであり、効率的なエンジンで、最高出力456ps、最大トルク699Nmを発揮、9速オートマチックギヤボックスと4輪駆動システムと組み合わされる。同社は、このV6は、能力、性能、加速、出力の点で前モデルを「凌駕する」と明言している。
次期型では、先代同様により高級なインフィニティQX80とラダーフレームを共有。このふたつのSUVのプロポーションは同一に見えるが、日産パトロールはフロントエンドとリヤエンドに独自のスタイリング機能を備えている。
VモーショングリルはインフィニティQX80とは形状が異なり、クロームスラットと下部のハニカム構造が特徴となっている。またテールライトもパトロール独自のもので、垂直に積み重ねられたユニットが、水平のLEDバーを介して日産のエンブレムに接続されている。
初公開された内部では、3列7人乗りレイアウトとマッサージ機能付きの高級布張りシートが確認できる。
パトロール次期型のワールドプレミアは、9月4日に予定されている。