初代モッカは2012年のジュネーブモーターショーにてワールドプレミアされ、同年に発売された。第2世代は2020年に登場、フルエレクトリック版「モッカ-e」導入されており、これが初の大幅改良となる。
フランスのステランティス本社から東ヨーロッパの秘密テスト場所へ輸送中を捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態だ。
現行世代のシャープなエクステリアに大きな変更はないようだが、フロントエンドでは、ヘッドライト内部のLEDグラフィックに新しい水平スリットが加えられている。またバンパーインテークを新設計、縦基調のコーナーインテークは隠されていることから刷新される可能性がありそうだ。そのほか、「笑顔」の上部ワイドエアインテークを装備、スリムになった下部給気口には、より目立つボディカラーのスプリッターも確認できる。
リヤセクションでは、LEDテールライトのグラフィックが刷新されているほか、アップデートされたオペルエンブレムと、「Mokka」の文字が覆われていることがわかる。
車内を見ると、新デザインのフラットボトムステアリングホイールが目に入るが、ダッシュボードの残りの部分は、湾曲したパネル内に収納されたデジタルコックピットと同様に、ほとんど変更されていないように見える。
パワートレインは最高出力136psを発揮する、ステランティスの1.2L直列3気筒マイルドハイブリッドエンジンが6速DCTと接続されるが、純粋なICEオプションをキャリーオーバーするかは不明だ。
モッカ改良新型のワールドプレミアは、2025年初頭と予想される。