運転するには特別な試験!? シャオミ1548馬力のモンスター「SU7 Ultra」、ニュル最速EVセダンの座へ

シャオミ SU7 ウルトラ
中国スマホメーカーのシャオミは7月、サーキット走行に特化した「SU7 Ultra」プロトタイプを公開したが、本格的にニュルブルクリンクの世界最速4ドアEVの座を狙う計画がたてられていることがわかった。

初心者モードを解除するにはステップ・バイ・ステップの試験に合格する必要

シャオミ SU7 ウルトラ

SU7 Ultraは、前輪に1基、後輪に2基のトリプルモーターを搭載、最高出力は脅威の1548psに達する。また、0→100km/h加速が1.97秒、0→200km/h加速5.96秒、0→300km/h加速15.07秒、そして最高速は350km/hという圧倒的パフォーマンスを実現、量産型バージョンにも同じシャーシとモーターセットアップが搭載される。

ベースとなるSU7は、中国で右肩上がりの受注を受けており、10万台達成間近というほどの人気だ。

一方、先月公開されたばかりのSU7 Ultraは、前輪に1基、後輪に2基のトリプルモーターを搭載、最高出力は脅威の1548psに達する。また、0→100km/h加速が1.97秒、0→200km/h加速5.96秒、0→300km/h加速15.07秒、そして最高速は350km/hという圧倒的パフォーマンスを実現、量産型バージョンにも同じシャーシとモーターセットアップが搭載されるという。

シャオミ SU7 ウルトラ

ただし、同社のCEO、Lei Jun(レイ・ジュン)氏によると、SU7 Ultraは初心者モードで工場を出荷されるため、誰でもこのパフォーマンスを体感することはできず、ロックを解除するには、ユーザーはステップ・バイ・ステップの試験に合格する必要があるという。

現在ニュル最速4ドアEV4は、ポルシェ「タイカンターボGT ヴァイザッハパッケージ」が叩き出した7分07秒55で、2位がテスラ「モデルSブラッド」の7分25秒231となっている。

果たしてSU7 Ultraは記録を塗り替えることができるのか。レイ氏は「世界最速の4ドアEVは間違いない」と語っており、10月にも記録達成が見られる可能性がありそうだ。

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著者プロフィール

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…