ドイツの人気チューナーであるノビテックが、フェラーリ296 GTBクーペ/ドロップトップ用のワイドボディキット、「Novitec N-Largo」を発表した。
N-Largoキットには、アクティブなNovitecエキゾースト(オプションで999ファインゴールドメッキのインコネル製)高流量触媒コンバーターを搭載。ハイブリッドV6からの総出力を856ps(37ps増)に高めるチューニングが施されている。
ワイドキットのフロントエンドは、中央下部の吸気口がくり抜かれており、下部サイドインテークの両端には新設計された通気口が備わっている。垂直のインテークは、ベースモデルのカーブデザインをシャープにし、気流を後部へと誘導する。
幅広のフェンダーも装備され、露出したカーボンファイバーのルーバーベントが、ボンネットのカーボンアクセントに流れ込む。脚周りには、Vossenとのコラボレーションで作成された「NF11 NL 21/22インチホイール」を装着。「812コンペティツィオーネ」の後継モデルのような仕上がりとなっている。加えて、サスペンションについてはスポーツスプリングやノーズリフト機能、フルコイルオーバーサスペンションなど、さまざまなオプションが用意されている。
カーボンファイバーは、塗装されていないエンジンカバー、ロッカーエクステンション、ディフューザー、新設計のウィングミラーに採用。大きなリヤフェンダーは「FXX」を彷彿とさせ、中央の大きなシングルエグゾーストチップを2つの小さな円形チップに交換するあたりは、いかにもチューニングカーらしい。
ノビテックはこのボディキットの価格を発表していないが、15台のみの限定発売とすることを決定している。また、もう少し控えめな外観を望む顧客のために、カーボンファイバーの露出を控えたバージョンも用意されるという。