ZR1 ボディのテストミュールに「E-Ray」スタイルのスタッククーラーを搭載
ZR1新型は、5.5Lのツインターボチャージャー付きDOHCフラットプレーンクランクV8エンジン「LT7」を搭載し、最高出力1064psを発揮、史上最も高性能なC8となった。ただし、ZORAが登場するまでは。
ニュルで捉えた、ミシガン州登録のプロトタイプは、比較的カモフラージュも軽くディテールが見えている。どのトリムがカモフラージュラップの下に隠れているかを見分けるのは常に困難だが、変更点はラジエーターにある。よく見ると、ZR1 ボディのテストミュールに「E-Ray」スタイルのスタッククーラーが使用されているのがわかる。
このタイプのラジエーターはZ06とZR1のラジエーターとは異なり、E-Rayにのみ搭載されている。おそらくバッテリーや電気モーターの冷却に使用されていると思われ、このプロトタイプには、ZR1のエンジンとE-Rayの電気パワー、つまり「ゾーラ」が組み合わされていると想定していいだろう。
もちろん、これは現時点では単なる推測だ。メーカーは常にさまざまなドライブトレインと冷却セットアップをテストしているので、シボレーが既存のパワートレインと、新たなラジエーターの組み合わせをテストしたり、カメラマンを惑わずために、ラジエーターを追加したりしている可能性もある。しかし現段階でゾーラであることが最も可能性が高いと考えられる。
注目のパワートレインだが、ZR1の驚異的な5.5L V8ツインターボエンジンと、E-Rayのフロントマウント電気モーター、1.1kWhバッテリーパックが組み合わされ、最高出力は1220psを発揮すると予想されている。