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“風呂敷文化”に相通じるものがあるボンフォームの主力商品
ボンフォームの製品作りは日本の“風呂敷文化”に相通じるものがある。風呂敷はモノを包むことで運びやすくなったり、色やデザインを変えることでイメージも大きく変えることができる実に便利なアイテムなのだが、ボンフォームの主力商品であるシートカバーやフロアマットは、色や素材を純正から変更することで見た目のイメージを大きく変えることができ、座り心地など快適性のアップにも貢献してくれるのだ。
一方、モノを包むという日本の伝統文化を守りつつも、先進技術もしっかり取り入れながらユーザーニーズに即応する製品作りを進めている。そのひとつが2014年に導入された、車種専用シートカバーの製作などに活用できる3次元測定システムだ。これにより、新型車への対応も迅速に行えるようになった。
人気キャラクターとのコラボレーションでバリエーションも拡大
そして、もうひとつ特徴的なのが、いち早いキャラクターグッズの導入である。1985年にはスヌーピーキャラクターとライセンス契約を結び、実に40年もの間リリースし続けているのだ。最新の『スヌーピーネイチャー』シリーズではクッションやシートカバーのほか、小物入れやサンシェードなどもラインアップされている。
また1993年にはウォルトディズニーキャラクターと契約。いわゆるカー用品のライセンスグッズを数多くリリースしているのだ。最近では『Lee』とのライセンス契約でホルスタイン柄のシートカバーやクッション、防水仕様のシートカバーなどをラインアップするほか、『ファブリーズ』とのライセンス契約では、細菌の増殖を抑える抗菌防臭加工と消臭加工済みのレザー調素材を使用したシートカバーやクッション、ハンドルカバーなどをリリース。デザインはもちろん、実用性を兼ね備えたキャラクターグッズも用意されているのだ。
車内は何も運転するだけでなく、ひとりでくつろいだり、家族の団らんの空間でもある。ボンフォームは車内でより快適に過ごすためのアイテムの開発を、これからも進めていくことだろう。