目次
60周年を機に社名を『株式会社エーモン』に変更
兵庫県姫路市といえば、白鷺城の別名で知られる世界遺産の姫路城が有名だが、1964年にその城下で『エーモン』は産声を上げた。創業当初は『広畑産業』の社名で、その後『ヒロハタ』『エーモン工業』と社名を変更し、今年60周年を機に『株式会社エーモン』に社名変更された。
最初に発売された商品は『プライベートネーム&プレート』と呼ばれる、AからZまでのアルファベットと数字が用意されたシールプレート。自分の名前や車名などを自由に作れて、クルマや持ち物に貼れるというアイテムだった。
その後、1970年には『エーモンマイカー用品』シリーズとして、駐車時に目印となる伸縮式のポール『ヒロコン』を発売。そして1975年には、現在も続いている『エーモンマイカー手入れ用品』シリーズとして、スパナやオイラーなどの工具類を発売。今となってはノスタルジックを感じるアイテムばかりだが、実は当時のカーユーザー
クルマ好きの心をつかむ製品作りを今も続ける
もちろん、その時代に合ったユーザーニーズを捉えるというスタンスは今も変わらない。たとえば、車内で音楽をより快適に楽しむために「制振」「吸音」「防音」という3つの要素を効果的にコントロールする“デッドニング”アイテム『AODEA(オーディア)』シリーズ(1998年)。ハイブリッドカーなどの登場でエンジン音が静かになった分、走行時に発生するノイズが気になるというニーズに応えて開発された『静音計画』シリーズ(2009年)など、時代と共に変化するカーライフスタイルに合わせた最新アイテムが、次々とリリースされているのだ。
エーモンというとDIYのイメージが強いが、実はひとつのカテゴリーに過ぎない。ガレージライフをより快適で安全にするための『ガレージミラー』シリーズ(2009年)や、クルマとアウトドアライフをシームレスでつなぐ『OGC』シリーズ(2020年)、最新のLED非常灯『パープルセーバー』を始めとする『緊急・安全』シリーズ(2017年)など、さまざまなカテゴリーにチャレンジしているのだ。時代にマッチした製品作りを追い続けているエーモンからは、これからも目が離せない。