アウディは現在、主力クロスオーバーSUV「Q3」の次期型を開発中だが、デザインディテールに関する情報からその最終デザインのCGが制作された。
初代Q3は2011年に登場した。現行型は2018年、2019年モデルとしてデビューしており、満を持して、実に７年振りとなるフルモデルチェンジを迎える。
KOLESA RUから協力を得た予想CGは、これまで捉えられてきたプロトタイプと最新情報を元に制作されており、ほぼこのデザインで間違いないだろう。
フロントエンドのヘッドライトはスプリットタイプで、極薄のLEDデイタイムランニングライトと、バンパーに組み込まれたほぼ正方形の非常に大きなメインライトブロックが組み合わされる。また、丸みを帯びたメッシュグリルを装備、より曲線的なフロントエンドは現行型よりかなりスポーティに進化している。
リヤエンドは、エッジに沿った「牙」のような複雑な形状のテールライトを備え、スリムなLEDストリップにより統合されている。
キャビン内では、おそらくA5やQ6 e-tronなどの新しいモデルの足跡をたどるとみられており、11.9インチのデジタルインストルメントクラスターが14.5インチのインフォテインメントシステムに接続されるほか、オプションの10.9インチの助手席ディスプレイが提供されると思われる。
また、次期型では「MQB Evo」と呼ばれるアップデート版プラットフォームが採用され、フォルクスワーゲン「ティグアン」や、先日デビューしたばかりのクプラ「テラマール」と同じ「MQB」プラットフォームのカテゴリーに入る。パワートレインはおそらく、最高出力150psを発揮する1.5L直列4気筒ガソリンターボエンジン＋マイルドハイブリッドに加え、2.0Lディーゼルターボエンジンなどが共有されるはずだ。さらには、2.5L直列5気筒ツインターボエンジンを搭載した「RS Q3」の登場も期待されている。
ワールドプレミアは最速で2024年内、遅れれば2025年初頭となるが、格下の「Q2」が一世代で終了することから、Q3が再びアウディの新エントリーSUVとなることが予想されている。
【ギャラリー】次期型アウディQ3 予想CG＆スパイショット
