CGデザイナーのSugar Designが、BMW「ノイエ・クラッセ セダン」をツーリングとして再構築した。
BMWは現在、次世代デザイン「ノイエ・クラッセ」EVで大胆な新時代を迎えようとしており、今後数年間で6台の発売を計画している。すでに将来の「3シリーズ」を示唆するセダンと、「X3」スタイルのSUVコンセプトを予告しているが、Sugar Designはツーリングでインパクトを与えた。
同デザイナーは2023年末にノイエクラッセ・ツーリングのCGを制作したが、リヤからのレンダリングのみだった。しかし、今回は2つのフレーバーで完全なギャラリーを構築。どちらも「E30」へのノスタルジアを醸し出す、3シリーズサイズのツーリングが完成している。
赤とガンメタの2台はほぼ同じデザインだ。ただし、ガンメタバージョンはコンセプトの角度付きLEDデイタイムランニングライトを廃止し、4つのエンジェルアイを採用している。エンジェルアイは、BMWのアイデンティティとして先代まで採用されていたリング型LEDデイタイムランニングライトだ。すでに古さを感じさせていたが、なぜか最新ボディに組み込むとまったく違和感がない。一方、赤い車には、コンセプトと同じDRLが装備されており、最終的に量産されるノイエ・クラッセモデルに搭載されるものに近いように見える。
また、ツーリングボディを完成させるにあたり、微妙な変更もなされている。例えば、サイドウィンドウの高さをわずかに下げ、ショルダーラインと面一になるようにしている。また、異なるホイールを装着、黒いロッカーパネルも追加している。
コンセプトモデルにはサイドミラーはなかったが、ガンメタバージョンは通常のサイドミラー、赤い車にはデジタルカメラが取り付けられ、どちらも大きなパノラマガラスルーフを備えている。
いつの日か、BMW「エンジェルアイ」は復活するのか、注目したい。