ホンダはN-BOXの新モデルとなる『N-BOX JOY』を9月27日(金)、発売する。車両本体価格は税込み184万4700円から。
初代N-BOXはホンダの軽自動車「N」シリーズの第1弾として2011年にデビュー。同モデルは軽スーパーハイトワゴンとして人気を博すと、2023年には3代目N-BOX/N-BOX CUSTOMが発売された。
同車種の第3モデルとして新規に設定されるN-BOX JOYは、暮らしや働き方の多様化が進むなか、昨今人気を高めてきたアウトドアレジャーで利用したり、クルマをパーソナルな空間として活用したいという需要に応えるもので、アクティブに使える道具としての機能を高めながら、“気軽にリラックスした空間を満喫できるクルマ”を目指して開発された。
アクティブ志向を強めたモデルということで、力強さを印象付ける造形のフロントグリルを採用。さらにヘッドライトもハウジングと先端部で質感の異なるシルバーが組み合わされ、精緻かつタフなイメージを創出している。また、前後のバンパーやドアロアーガーニッシュなど、車体の低い位置にブラックを差し入れることで視覚的な重心を下げ、安定感を覚えさせるよう仕上げられた。
インテリアの面では、車室後部の快適性を強化。N-BOX/N-BOX CUSTOMよりもフロアの後端を80mm高くすることで、後部座席をダイブダウンさせた際に床面がよりフラットになるようにしている。また、リヤシートの背面にプレートを追加するとともに、フロアのストラップ機構にヒンジ式のリッドを設けて凹凸を減らし、座ったときの快適性が高められた。
フロア後端には18Lと大容量のフロアアンダーボックスを装備。ここには折りたたみ式のアウトドアチェアとテーブルを同時に収められる。また、ボックス左右に浅底のポケットが備えられており、サイズごとに分けて収納が可能だ。
シートにはチェック柄の撥水ファブリックを全タイプに採用。撥水性の高い生地は各シートの座面と背もたれなどに加え、リヤシートの背面やスライドボード上面にも適用。これにより、後席をフラットにして利用した際にほぼ全面が撥水仕様となり、飲み物などの液体をこぼしても簡単に拭き取ることができるので、安心してくつろぐことができる。
NAエンジン車はトリコットと撥水ファブリックのコンビシート、ターボエンジン車はプライムスムースと撥水ファブリックのコンビシートという設定となる。
パワートレインは現行N-BOX/N-BOX CUSTOMと同じく、NAエンジンおよびターボエンジンとCVTの組み合わせ。駆動方式もFFと4WDの2タイプをラインナップする。また、ホンダの先進安全運転支援システム「Honda SENSING」を全車標準装備とすることなどもN-BOX/N-BOX CUSTOMと共通している。
車両本体価格はN-BOX JOY(NA)が税込184万4700円から、N-BOX JOY ターボは税込204万4900円からと設定される。
ホンダ N-BOX JOY 全国メーカー希望小売価格
タイプ | 駆動方式 | 価格(消費税10%込み) |
N-BOX JOY モノトーン | FF 4WD | 184万4700円 197万7800円 |
N-BOX JOY 2トーン | FF 4WD | 192万7200円 206万300円 |
N-BOX JOY ターボ モノトーン | FF 4WD | 204万4900円 217万8000円 |
N-BOX JOY ターボ 2 トーン | FF 4WD | 212万7400円 226万500円 |