アクティブリヤスポイラーや、異なるブラックアロイホイールのセットを装備
EZ-6は、中国の長安マツダ汽車が開発・製造するモデルで、量産型は当初、中国とヨーロッパで発売するとみられていた。しかし、4月にはマツダ6の日本市場向けモデルが生産終了となっていることから、最新情報では、その後継モデルとして日本発売も視野に入っているという。
ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、ボディ全体にカモフラージュがかけられており、ディテールは隠されている。おそらく中国モデルとくらべて日本仕様やヨーロッパ仕様に若干のデザイン変更があると思われる。また、アクティブリヤスポイラーを装着、異なるブラックアロイホイールのセットも見られる。
ボディサイズは、全長4,921 mm(193.7インチ)で、生産中止となったマツダ6より約1cm長く、フォルクスワーゲンID.7より40 mm(1.6インチ)短い。量産型は、長安汽車の「EPA1」プラットフォームを採用、完全電動とレンジエクステンダーの両方のパワートレインをサポートする。
同社は量産型の詳細を発表していないが、EVバージョンは600km(373マイル)、PHEVバージョンでは、1,000 km(621マイル)を超える後続距離を提供すると発表している。パワーユニットは、Doopal/Shenlan SL03で、最高出力258psを発揮するリアマウントの電気モーターを備えている。PHEVバージョンは、フロントに長安汽車製の1.5リットル直列4気筒エンジン、リアにモーターを搭載する。
同社によると、電動モーターによる後輪駆動と 50/50 の重量配分により、優れたハンドリングが期待できるという。主な競合車種としては、テスラ「モデル3」、BMW「i4」、ポールスター「2」などが挙げられる。