EV化加速も、6.75リットルV12ツインターボエンジンは2030年まで継続。
ロールスロイスの新型モデルに関する長期計画が明らかになってきた。ロールスロイスのように、高級感とスムーズで静かな運転体験に重点を置くブランドにとって、バッテリー電動パワートレインは完全に理にかなっている。今後はEV化が加速するが、同時にシンボル「V12」エンジンは2030年まで存続することがわかった。
先ず、ブランド初のフルエレクトリックモデル、「スペクター」の改良新型を2027年に向けて開発中だという。SUV「カリナン」の下に位置するコンパクト電気SUV、「ベイビーカリナン」は2027年に導入予定となっており、ロールスロイスの伝説的な高級感はそのままに、価格が少し安く設定されると予想されている。この新モデルが、現行型スペクターとパワートレインを共有するかどうかは不明だが、まだ数年先であることを考えると、ロールスロイスはそれまでに、より最新のバッテリーと電気モーターを開発する可能性が高い。いずれにせよ、この新モデルはベストセラーになる可能性を秘めている。
そして2028年末に発売されるのが、新型のフルエレクトリックセダンだ。このモデルは、ロールスロイスにとって非常に重要で、象徴的なファントムの後継車となる。
一方「Auto News」は、同ブランドが、V12エンジン搭載モデルの販売を推進すると報じた。最近、SUV「カリナン」がアップデートされたが、6.75リットルV12ツインターボエンジンは搭載し続けており、このまま2020年代終わりまで継続販売されると見られている。
最後に、ブランド初のフルエレクトリック「スペクター」は、2027に改良新型を導入予定で、どのようなアップグレードが行われるかは不明だが、パワートレインとテクノロジーの改善が行われるのは間違いないだろう。