トライトンGLX-Rは、GLXをベースにしている。そのため、ハロゲンヘッドライトと、フロントのクロームダイナミックシールドはない。それでも、クールな黒の18インチホイールのセットを装備、後部にはそれに合わせたスポーツバーが付いている。
その他の黒い外装アクセントでは、グリル、ミラーキャップ、サイドモールディングを装備。サイドステップは削除され、他のトリムとの差別化が図られている。
内装では、シルバーのステッチが施された黒い布張りのシート、革巻きのステアリングホイール、カーペット敷きの床を備えている。また、9インチのインフォテインメントは標準装備されるほか、テールゲートアシスト機能を導入、テールゲートにデュアルストラットが追加され、操作が簡単になっている。
パワートレインは、トライトンのほかラインナップと同様に、最高出力204ps、最大トルク470Nmを発揮する2.4L 直列4気筒ターボディーゼルを搭載、6速オートマチックギヤボックスと組み合わされる。
そして最大の目玉は、これまではよりハイスペックなGLSとGSRグレードにのみ搭載されていた、スーパーセレクトII 4WDシステムの導入だろう。このシステムは、下位のイージーセレクト4WDと比較してオフロード性能が向上し、ロック式リヤおよびセンターディファレンシャルとドライブモードテレインコントロールシステム(ノーマル、エコ、グラベル、スノー、マッド、サンド、ロック)を備えている。
さらにGLX-Rは、下位トリムの標準デューティ・サスペンションも継承しており、下位トリムのヘビーデューティ・セットアップよりも快適性を重視しているのだ。
オーストラリアにおいて、ディーラーでの三菱トライトンGLX-R最初の納車は今月開始されるといい、価格は56740オーストラリアドル(約560万円)で、GLXより3450オーストラリアドル(約34万円)高く、GLSより2350オーストラリアドル(約23万円)安く設定される。