ホンダの名車のドライブフィールが0シリーズの付加価値に
「CES2024」で発表された0シリーズは、23年ぶりに再定義されたグローバルブランドスローガン「The Power of Dreams How we move you」のもとで開発された、ホンダの次世代EVシリーズだ。
EVの世界でソフトウェアはますます重要な役割を果たしており、他のEVと区別するために不可欠となっている。ホンダは最近、海外報道関係者を日本に招待し、初期の0シリーズプロトタイプのテストを実施した。
「Car&Driver」誌によると、ホンダeのプロトタイプには、「S2000」「FL5シビックタイプR」「NSXタイプS」、オリジナルの「NSX-R」など、さまざまなホンダのパフォーマンスのようなサウンドを出す機能が搭載されていたという。また、ホンダジェットを模倣したサウンドトラックのオプションや、2つの固定オプション(1つはホンダCRX用、もう1つはホンダエンジン搭載のF1カー用)もあったようだ。
さらに、さまざまなオプションがこれらホンダの象徴的な車のそれぞれの排気サウンドを復活させるだけでなく、運転席を振動させるシステムも搭載するほか、デジタルインストルメントクラスターを変更して、オリジナルとまったく同じように見えるゲージを装備するという。
これらの機能は、ヒョンデ「アイオニック 5N」からインスピレーションを得たと思われるが、これだけでなく、ホンダeプロトタイプのパドルシフターは、シミュレートされたギアをシフトするためのテクノロジーの助けを借りて、より感情的な運転体験を目指しているとのことだ。
これらの技術はどのメーカーも研究しており、本格的EV時代に突入しても、われわれに「運転する喜び」を提供してくれそうだ。