ポルシェは新世代「911」シリーズのGTモデルを10月18日にワールドプレミアすると発表。あわせて、そのティザーイメージを公開した。
暗くてムーディーなティザーには、ポルシェファンがアップデートを待ち望んでいたトラックウェポン「911 GT3」改良新型と思われるシルエットが示されている。同ブランドは、この新型を「さらにエモーショナル」かつ「より個性的」になると予告。それが実際に何を意味するのかは現時点ではわからない。しかし同社はカスタマイズオプションや「革新的なディテール」をもたらすことも約束しており、画期的な技術だけでない、より顧客を楽しませる何かを期待していいだろう。
ポルシェはまた、このモデルが「ふたつのバリエーションで同時に発表される」と予告しており、通常のGT3と、より控えめなGT3ツーリングパッケージの同時にデビューすると予想される。
911 GT3とGT3ツーリングは、フロントとリヤの再設計されたLEDライトと、リフレッシュされたバンパーを装備すると予想されている。カモフラージュされたプロトタイプをよく見ると、フロントフェンダーにサイドギルが配置される可能性があることが示唆しているが、これはおそらく空力特性を向上させるためだろう。トレードマークのスワンネックリヤウィングと、ツーリングのダックテールスポイラーについては変更されずにそのまま残るようだ。
エンジンは自然吸気の4.0Lフラット6がそのまま維持される可能性が高いが、最高出力は現行GT3の510PSからGT3 RSの525PS程度まで向上。同時にシャシーも若干、調整が加えられる。
ワールドプレミアは10月18日。年内にはニュルブルクリンク最速記録への挑戦も見られるかも知れない。