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事故・渋滞・トラブル……これだけ積んでれば大丈夫!? クルマに何かあった時に役に立つ車載常備アイテムはこれだ!

クルマで移動していると、大小問わずハプニングはつきもの。特に渋滞にハマってしまうとトイレに行きたくなったり、おなかが空いたりノドが渇いたりなど、様々な欲求が発生してしまいがちだ。そんな小さな非常時はもちろん、クルマの故障や事故などにも備えて、車内に常備しておきたいアイテムを考えてみた。

渋滞時や立ち往生時に便利なアイテムは家庭常備品を流用

まず用意したいのが、家庭内で常備している人も多いであろう「防災セット」だ。懐中電灯やラジオのほか、マスクや綿棒、ティッシュなどの衛生用品、携帯用トイレ、アルミ製のブランケットなど、いずれもクルマで身動きが取れなくなったとき、役立つものがそろっている。当然水と食料もそのひとつ。

まず用意しておきたいのが、いわゆる家庭用の防災セット。写真は一例で、マスクや綿棒、ティッシュなどの衛生用品のほか、ロープやホイッスル、軍手、懐中電灯、アルミシート、携帯トイレなどがセットになっている。

ただし車内に常備するのではなく、自宅から持ち出すかドライブに出掛ける際は必ずコンビニなどに寄って、小腹が減ったときのためにミネラルウォーターやスナック類、チョコレートなどを少し余分に購入しておけば、イザというとき助かるのである。

普通のシートはリクライニングしても凸凹があって、安眠は難しい。そこで仮眠や休息を取るときには、すき間クッションを活用してフラットシートを作り出すという方法もある。またブランケットも常備しておきたいアイテムのひとつ。

クルマのトラブルを解決するアイテムは取捨選択が重要

次に必要となってくるのがクルマのトラブルに対処できるアイテムだ。タイヤのパンクやガス欠、バッテリー上がりなど、自分だけでも対処できるトラブルがいくつかあるもの。すべてを解決できるアイテムをそろえると膨大になってしまうので、たとえば普通のドライブでガソリン携行缶は必要ないなど、取捨選択が重要なポイントだ。

最近のクルマにはほとんど工具が常備しておらず、差し替えビット式ドライバーやプライヤー、クルマでよく使うサイズのスパナと六角レンチなどは用意しておいて損はない。
バッテリー上がりにもひとりで対処できるジャンプスターターは、できれば常備しておきたいアイテムのひとつ。充電不要のキャパシタタイプがオススメだ。
ガソリンスタンドがほとんどない林道などを走行する際には、ガソリン携行缶も必須アイテムとなるが、通常のドライブではあまり必要ないかも。

重大なアクシデントに備えて必ず常備しておきたいアイテム

そして最後に必ず用意しておきたいのが、交通事故や水没、雪道での立ち往生など、命に関わる大きなトラブルに見舞われた際に必要になるアイテムだ。車内に閉じ込められた際にウインドウを割るためのセーフティハンマーなどはコンパクトなので常備しておきたいが、牽引ロープやスコップなどは季節や状況によっては必要ないことも。ここでも取捨選択は重要で、あまり心配性にならず、クレバーに必要なものをそろえていけば、自分にピッタリの車載常備品が見つかるはずだ。

河川の増水などでクルマが水没した際、ドアを開けて脱出することはほぼ不可能。そこで活用するのがセーフティハンマーだ。シートベルトカッターも付いており、とてもコンパクトなので必ず常備しておきたいアイテムだ。
キャップ部に緊急脱出用ガラス破砕具が付いた発煙筒もある。国際化工『サンフレヤー・ACE&リリーフ(実勢価格:980円前後/税込)』。
雪道や林道などでスタックした際、タイヤ回りの雪や土を取り除くためのスコップ。普段はほとんど必要ないが、雪の多い地域を走行する際には必須アイテム。

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