最大マイナス22℃!? コンプレッサー式の冷却性能がアウトドアで役に立つポータブル冷蔵庫・PHILIPS『サーマルボックス』

PHILIPS『サーマルボックス TB7000/TB5000(価格:オープン)』は、TB7101X1(37L)、TB7301X1(46L)、TB5201X1(18L)、TB5401X1(25L)の4モデルをラインアップしている。
キャンプなどのアウトドアシーンでバーベキューは欠かすことのできない一大イベントといっても過言ではない。そのため用意した食材は、移動中も鮮度をキープするのが基本。そのため、食材を保管するためクーラーボックスを活用するのは一般的な方法と言えるのだ。しかし、クーラーボックスはあくまでも保冷を目的としたアイテム。氷や保冷剤といった冷却媒介が必要になるうえ、その冷却媒介以下の温度をキープすることはできない。実際にクーラーボックスでは5〜10℃を保持するのが限界で、その温度も時間の経過とともに上昇してしまうため、移動時間によっては鮮度をキープするのは難しかったりもする。その点では車載用冷蔵庫なら設定温度を維持し続けてくれるため、生鮮から肉や魚まで最良の温度で管理することが可能。中でもフィリップスから新たに登場した『サーマルボックスシリーズ』なら、多彩な機能性でアウトドアレジャーをサポートしてくれるのだ。

マイナス22℃の強冷蔵で生鮮も安心

見どころといえるのは、コンプレッサー式を採用して、マイナス22℃まで設定できる冷凍機能。家庭用の冷凍庫ではマイナス18℃がスタンダードと言われる温度設定を下回り、業務用クラスのスペックが与えられているのだ。この冷凍能力は、ドライブインの少ない北米大陸を横断するトラッカーが、2〜3日の食材を買い込んで移動することを見越しての機能。日本市場だけでなくグローバル視点で製品開発を行うフィリップスだからこそ実現しているのだ。

庫内の温度は正面の液晶パネルに表示。コンプレッサー式を採用するため庫内温度は-22℃から20℃まで設定可能。冷却性能も20℃から0℃まで15分程度で下げられるパワフルさ。

もちろん最低温度はマイナス22℃ながら、設定は20℃まで1℃単位で変更できるため、食材や飲み物に合わせて最適な温度管理も可能。また、2つに分けられた冷蔵室は、別々に温度管理できるため飲み物と生鮮食品といった使い分けができるのも特徴だ。

18L〜46Lまで4サイズが選べるバリエーション

バリエーションは大容量のTB7000シリーズに37Lと46Lを、コンパクトなTB5000シリーズに18Lと25Lをラインアップ。積載するクルマに合わせて選べるバリエーションは、ソロキャンからファミリーキャンプまで活躍すること間違いなしなのである。

TB7000シリーズとTB5000シリーズの大きな違いは、外観のサイズとともに庫内の容量。コンプレッサー直上の冷蔵スペースは、7000シリーズなら350ml缶が縦に並べられるが、5000シリーズでは棒アイスがギリギリといったところ。

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