「イマーシブ」とは全方位からの音響と映像体験の相互作用によって立体的な没入感を得るコミュニケーション技法。今回は大型テントを用いてモータースポーツのスリルやスピード感、臨場感をリアルに表現
「イマーシブ」とは、全方位からの音響と映像体験の相互作用によって、立体的な没入感を得るコミュニケーション技法。今回はその技法と、幅14m、高さ8.2mの大型テントを用いて、モータースポーツのスリルやスピード感、臨場感をリアルに体感できる設計となっている。
また、今回のコンテンツでは約1年かけてS耐のレース現場で集めた音や映像を駆使し、レースに参加するドライバー、メカニックなど様々な人の視点や、水素エンジンやカーボンニュートラル燃料などクルマやパーツに着目した共感覚的な体験が楽しめる。なお、テントおよび映像コンテンツは、ティーアンドエスと共同で製作された。
このコンテンツは、S耐ワイガヤクラブ(※)としてモータースポーツ業界やS耐を盛り上げていきたいという思いのもと、モータースポーツおよびS耐の魅力をどのように訴求していけるのかを議論をする中で企画が進んできた。製作にあたっては、S耐ワイガヤクラブの仲間であるスバル、日産自動車、ホンダ・レーシング、マツダのほか、S耐を運営するスーパー耐久未来機構やレース主催者の富士スピードウェイにも、臨場感あふれる新規映像の撮影、提供の協力を得ている。
※メーカーの垣根を越えてクルマやモータースポーツの未来を創っていくために、自動車メーカーが集結し結成
TGRはこの取り組みによって、単なるエンターテインメントの提供だけではなく、モータースポーツの魅力を広く伝え業界の発展に寄与したい考えだ。今後は『第7戦 S耐ファイナル 富士』での展示を皮切りに、モータースポーツ現場に限らないさまざまなイベントや会場への出展を検討しており、多くの方々にこの新しい体験を提供していく方針だ。