スペース内には、セミナーエリアや多様な使い方を想定したワークショップエリア、社内外の来訪者が利用可能なコワーキングスポットを設置。今後イベントなどが開催され、社外への情報発信や交流の場として活用される。そのほか、共創活動の成果やアートワークを展示するギャラリーエリア、軽食や懇談を通して来訪者との仲を深めるキッチンもある。各エリアには、ヤマハの製造・輸送過程で発生した廃材などをアップサイクルしたアートワークや家具を配置し、「リジェネラティブ」の理念が具体化された。
「リジェネラティブ」は、環境問題解決に向けて近年注目され始めた概念である。世界の自然環境のダメージは深刻化しており、自然環境の維持(サステナブル)にとどまらず、より良い状態に再生させる取り組みが、農業・海洋・建築の各分野で検討されている。ヤマハの製品・サービスが提供する感動体験のフィールドとなる自然環境の維持・拡大・発展は、多くの他者との共創が必要とされ、「リジェラボ」を拠点に、環境問題をはじめとした社会課題解決につながる「共創」パートナーが模索される。