0-100km/h加速タイムは従来型から0.1秒短縮し、AT車は4.0秒、MT車は4.2秒を実現。AT車の最大トルクは従来から50Nmアップの600Nmに
BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発したM2クーぺは、1985年に登場し高性能スポーツカーのベンチマークを確立した「初代M3」と、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「2002(ニー・マル・マル・ニー)ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルである。初代は2016年に、そして2代目は2022年に発表。このたび上陸したのは2代目の改良版となる。
新しいM2クーぺに搭載する3.0L直列6気筒ツインターボエンジンは、従来モデルから20psアップとなる480ps/6250rpmを発揮する。トランスミッションは従来と同様に8速AT(Mステップトロニック)のほか、よりダイレクトに操れる6速MTを用意。AT車のエンジン最大トルクが従来から50Nmアップとなる600Nm/2700-5620rpmを実現したのもニュースだ。MT車は従来同様550Nm/2650-6130rpm。
欧州仕様値の0-100km/h加速タイムはAT車が4.0秒、MT車が4.2秒で、いずれも従来モデルから0.1秒短縮されている。一方でWLTCモード燃費はそれぞれ10.0km/L、9.8km/Lとなり、いずれも従来モデルから0.1km/Lダウンしている。