ますますSUVクーペの趣が濃くなった次世代ヴェラール
現行型となる初代ヴェラールは、2017年にレンジローバーファミリーに加わった。デザイン言語はイヴォークで使用されたものを反映しており、後にレンジローバースポーツにも適用されるなど、同ブランドがSUVを常に可能な限りエレガントでモダンに見せたいと考えていることが伝えられた。
この新しいデザイン言語は、時代を超越した美学を生み出すために統合された、シャープなラインに重点が置かれている。これは、SUVにとってはとても魅力的と言え、ヴェラールが2018年のワールドカーアワードで「世界で最も美しい車」に選ばれたのも不思議ではない。
以前捉えた次期型EVプロトタイプと最新情報により、KOLESA RUが製作した予想CGは、現行型より全高が低く、レンジローバー史上最も流麗なシルエットが完成している。
そのフロントエンドには、よりスリムなヘッドライトを装備、内部下には、シャープなLEDデイタイムランニングライトが走っている。側面からは、流線型のボディワーク、フラッシュマウント・ドアハンドルが確認できる。また後部では、ナンバープレートホルダーがトランクリッドからリアバンパーに移動、大型化された新ルーフスポイラーと合わせ、よりスポーティーな印象を与えている。
ヴェラール後継EVには、次世代電動モジュラーアーキテクチャー「EMA」を採用、極端なクーペルーフが予想されるが、十分なヘッドルームを備えると言う。
2025年内にワールドプレミアが予想される次期ヴェラールだが、今後10年は輝き続けるデザインとなりそうだ。