「JWG-1」は操作部液晶画面の見やすさのほか、タイヤ軸トルク性能向上、バッテリーの軽量化などを実現
ヤマハ車いす電動化ユニットのフルモデルチェンジは、2015年の「JWX-1 PLUS+」と「ジョイユニットX PLUS+」以来、約10年ぶり。車いす電動化ユニットは、手動車いすに後付けで装着するシステムユニット。おもに車いすメーカーに供給し、手動車いす製品に装着することで電動化を実現する。
車いすユーザーや介助者の視点で機能を高めた新開発の「JWG-1」は、(1)自走操作部の液晶画面の見やすさ向上、(2)介助用操作部への液晶画面追加とレバースロットルの採用、(3)乗員、荷物、フレーム重量を含むユニット耐荷重量の向上(125kg→160kg)、(4)タイヤ軸トルク性能の向上(25.3Nm→50.1Nm)、(5)バッテリーの軽量化(3.4kg→2.4kg)などがおもな特長だ。
なお、同社は今後、電動化ユニット専業メーカーとしてユニットおよびシステム部品の開発・製造に専念。これに伴い、2025年3月をもって完成車の販売を終了する。車いすメーカーをはじめパートナー各社との共創を強化し、電動化ユニットの供給と新たなビジネス領域の創造に取り組む方針だ。
●ヤマハ 車いす電動化ユニット「JWG-1」主要諸元