新設計のボディキット、カスタムホイール、目に見える排気口などでクーパーSの雰囲気を高めることに成功
現在MINIは、ICEとEVハッチバックの両方に超高性能な「JCW」(ジョンクーパーワークス)バージョンを導入する準備を進めているが、現段階で最もホットグレードとなっているのが「S」だ。
そしてACシュニッツァーは、新設計のボディキット、カスタムホイール、目に見える排気口などでクーパーSの雰囲気を高めることに成功した。
最新世代のミニクーパーS 、よりスポーティなJCWバージョンでもテールパイプが隠れているが、AC シュニッツァーはそんなことはしない。中央に取り付けられた排気管のセットは、それぞれ直径100 mm(3.9 インチ)のカーボンファイバーのアクセント付き極太パイプで、よりアグレッシブなルックスに仕上げられた。
排気音が大きく威嚇的になっただけでなく、ミニの外観をシャープにするためにいくつかの空力トリックを追加している。フロントの2段スプリッターは、強化されたサイドスカートと本格的なリアディフューザーと調和している。また、大型のリアウィング、テールライト間のブラックトリム、そしてさらに華やかに飾るデカールが、魔法を完成させている。
脚周りでは、ACシュニッツァーの特徴的なスタンスを求めるミニ オーナー向けに、バイカラーまたはブラック仕上げの新しい19インチAC1アルミホイールセットを用意した。
そのほかのハイライトは、地面から15〜25 mm (0.6~1 インチ) 近づけ、10 mm(0.4インチ)のスペーサーと組み合わせることができるローダウンスプリングをオプションで提供することだ。
内装の改造は最小限に抑えられており、新しいアルミ製フットレストと、同様に洗練されたキーホルダーのみのシンプルなものになっている。
パワーに関しては、現段階で最高出力204ps、最大トルク300Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンに手を加えていない。しかし、ACシュニッツァーが、これまでの世代でミニクーパーSを強化してきた歴史を振り返れば、馬力アップが実現するまで長くはかからないだろう。