2026年モデルとして、2025年に発売予定のCLA次世代型は、スポーティなクーペセダンで、新しい電動「MMA」プラットフォームをベースにした最初のモデルとなる。ビデオでCEOのオラ・ケレニウス氏が運転している車はEVだが、元AMGの最高責任者は、ハイブリッドバージョンも用意されることを明言している。
CLAのスパイショット記事は以前にも掲載したが、最新の「公式」スパイビデオと画像は、 CLAの生産バージョンをこれまでで最もよく見せてくれていると言っていいだろう。ケレニウスはヘッドランプの偽装を一部外して、星形のLEDデイタイムランニングライトを見せている。
そのほかわかったことは、ドアはフレームレスガラスを採用してクーペのような雰囲気を醸し出しており、巨大なパノラマルーフは、テスラ「モデル3」のように暗い内装のキャビンを光で満たしている。
ダッシュボードは見えないが、同氏はメルセデスの新しいAI音声アシスタント技術を見せてくれた。これはCLAで初めて採用された「MB.OSソフトウェア」を搭載。タッチスクリーンメニューに気を取られることなく車の機能をコントロールするのに役立つといい、「考えられるあらゆるデジタル機能は、おそらくこの車に搭載されているでしょう」とケレニウス氏は誇らしげに語っている。
さらにCEOは、CLAの2速トランスミッションが驚くべき効率であり、スポーティな走行性能を持つと語った。モーターとバッテリーの統計情報や航続距離の数値については語られていないが、CLAコンセプトに基づくならば、800ボルトの電気と、250kWの充電速度が期待でき、プラグを差し込んでからわずか15分でセダンの走行距離は248マイル(400km)に達する。
コンセプトは軽量の238psの電気モーターで駆動し、総走行距離は466マイル(750km)を超えるが、量産型では、複数のパワーレベルを提供することは間違いない。また、CLAのハイブリッドバージョンには、中国Geely製の2.0L直列4気筒ターボエンジンが搭載されるということも最近になってわかった。