MQB evo」プラットフォームを採用しており、現行のティグアンよりも頑丈なデザインに。
米フォルクスワーゲン(以下VW)は、ロサンゼルスモーターショー2024でのデビューに先立ち、11月20日に「ティグアン」新型を発表することがわかるとともに、そのティザーイメージを一点公開した。
この米国版ティグアンは、中国専売モデルの「タイロン」として販売されているが、次期型では中国を離れ、グローバルモデルとして生まれ変わるのだ。次期型では、中国で第2世代「タイロン」、ヨーロッパでは初代「タイロン」として、米国ではタイロンの名は使用されず第3世代「ティグアン」として販売されることになる。
ティザーイメージのLEDテールライトに見覚えがあるのは、ヨーロッパのタイロンのライトとほぼ同じだからだ。どちらもグラフィックは似ているが、ティグアンのテールライトには側面に赤のアクセントが追加されているのが特徴となっている。
VWは多くを語っていないが、米国版ティグアンはタイロンのロングホイールベースバージョンをベースにすることが確定している。また、独自のスタイル、パワートレインのオプション、装備が備わっていることも発表されている。
詳細は20日以降に明らかになるが、「MQB evo」プラットフォームを採用しており、現行のティグアンよりも頑丈なデザインが特徴だ。フロントエンドには、幅広の吸気口と垂直のエアカーテンの上に、スリムなLEDヘッドライトを配置しているほか、照明付きのフォルクスワーゲンエンブレムを装備している。
ミニマリストなキャビンには、最大7人が座ることができ、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターと、12.インチのインフォテインメントシステムが搭載されている。その他のハイライトとしては、アンビエント照明、3ゾーン空調システム、パノラマサンルーフ、高級モデルに採用された本物のオープンポアウッドトリムなどがある。
安全装備では、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、歩行者や自転車を検知する自動緊急ブレーキなど、多数の運転支援システムが搭載されている。また、道路標識アシスト、出口警告、さまざまなカメラビューも利用可能だ。
米国ティグアンと、タイロンにどの程度の共通点があるかはまだわからないが、すぐにわかることになるだろう。