MINI「エースマン」に最強の敵現る……!? 韓国キアの最小電動クロスオーバー「EV2」、このサイズで400km以上走る!

キア EV2 市販型プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ傘下の韓国自動車ブランドのKIAは、2027年までに2027年末までに少なくとも14台のEVを登場させる予定。そのうちの一台を初めてカメラが捉えたが、なかなか冒険的なエクステリアを持っていそうな雰囲気だ。

キア(KIA)が現在開発中のコンパクト電気クロスオーバー市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。実質的にキア「ソウル」後継モデルとなるこのモデルの正式な名称は確定してないが、おそらく「EV3」の下に位置するため、「EV2」を名乗ることになりそうだ。

キア EV2 市販型プロトタイプ スパイショット

ヨーロッパで初めて捉えたプロトタイプは、同ブランドの特徴的な迷彩をまとっている。外装の大部分は覆われているが、クルマの全体的な形状は非常に明白。ルーフレールを備え、冒険的なエクステリアのヒントを与えている。

​​EV2は、EV3にも使われているヒョンデモーターグループの柔軟な「E-GMP」プラットフォームの低コスト版を採用するはずだ。電気システムもコストを抑えるために、E-GMPの通常の800Vではなく400Vシステムとなり、充電にかかる時間は長くなると思われる。

EV3では、58.3kwh(標準)と81.4kwh(長距離)のバッテリーオプションが用意されるが、EV2でも同様のものが提供される可能性がある。上位モデルではWLTPサイクルで最大航続距離は400kmを超えるとみられる。これは最大のライバルとなるMINI「エースマン」の航続距離310kmを圧倒する数値だ。

キア EV2 市販型プロトタイプ スパイショット

キャビン内では、同ブランドの他のEVと同様に、デジタルゲージクラスターとインフォテインメントハブの画面を組み合わせ、単一のパネルを備えたミニマリストデザインになる可能性が高い。また、AI搭載の音声アシスタントを計画している。

キアは2027年末までに少なくとも14台のEVを登場させる予定で、テスト中の車両ではEV4ハッチバックとリフトバック、高性能EV9 GTなどがある。

EV2のワールドプレミアは2025年内と予想されているが、そのコンパクトなサイズから米国市場では販売されないと予想される。

キーワードで検索する

著者プロフィール

APOLLO 近影

APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…