特別装備品として専用のアルミホイールやリヤスポイラー、リヤガラスルーバー、本革シート(Zero Edition刺繡入り)、Zero Editionエンブレムを採用
この新型車は、昨年11月に同社創業55周年記念のコンセプトモデルとして公開された「M55コンセプト」を市販化したもの。コンセプト発表時に同社は以下のように紹介している。
「1968 年創業の弊社と同じ55年の人生を歩んだ“同世代の方々”をメインターゲットにしています。感受性豊かな少年・少女時代に体験した様々な出来事や1970年代の時代感覚をベースに、当時の夢や希望に満ち溢れ、先の未来を変える大きなエネルギーの中、時代を駆け抜けた方々のマインドをカタチにしたものです」
昨年末に「MITSUOKA 麻布ショールーム/GALLERY 麻布」で開催された「M55コンセプト」の特別展示会には、18日間で1050組の来場者を数え、今年1月に「MITSUOKA 富山ショールーム」で開催された展示会にも、14日間で500組を超える多くのひとが訪れた。また、昨年11月16日から今年1月31日までの特設サイト公開期間中には、サイト内の応援メッセージボックスに1300通を超える市販化熱望の声が寄せられた。これを受け、今回同社は市販化に踏み切った。
ベース車はマイナーチェンジ前のシビック(ハッチバックモデル)で、ボディサイズは全長4735×全幅1805×全高1515mm。パワートレインは182ps/240Nmを発する1.5L直列4気筒ターボエンジンと6速MTの組み合わせで、前輪を駆動する。
70年代のGTカーにインスピレーションを得たという独自のスタイリングが特徴的で、丸目ヘッドライトやダックテールなどのクラシカルなディテールが目を引く。
ボディカラーはレジェンダリーグレーメタリックのみで、今回発売される「M55ゼロエディション」には、特別装備品として、専用のアルミホイールやリヤスポイラー、リヤガラスルーバー、本革シート(Zero Edition刺繡入り)、Zero Editionエンブレムが採用されている。
なお、ホンダよりベース車の供給を受けるにあたり、入庫時に新規登録するする必要があるため、M55はすべて新規登録済み車両となる。このため車両そのものは新車だが、納車時は中古車扱いとなり、初回の車検は購入から2年後となる。
同社では今後、今回の「M55ゼロエディション」に続き、CVT仕様やe:HEV搭載車をベースにしたモデルの投入も検討していく方針だ。