予算200万円のオススメ人気車! 中古車で選ぶアーバンSUV 3選!

SUVは欲しいけれど街乗りが中心だし…。そんな悩めるユーザーに、今回の【モーターファンおすすめ中古車】は、現在、中古車市場で200万円以下で購入可能な、街乗りに軸足が置かれたスタイリッシュな都会派ーーアーバンーーSUVをピックアップしました。高級ブランド車から信頼と実績の名門が手掛けた外国車までが、200万円以下で購入可能です。/2024年11月版

初代 レクサスNX (10系)(2014~2021年) / オトナの洗練SUV、高級感と快適性の頂点を体感せよ!

初代レクサスNX 300h(2014年モデル)

中古車価格帯:180~529万円 平均中古車価格:354.5万円

レクサスNXは、上質な内外装デザインと静粛性に優れた快適な乗り心地が魅力で、スピンドルグリルをはじめとする都会的なスタイリングが特徴のSUVです。現行モデルは2021年に登場した2代目の20系ですが、さすがにこちらはまだ200万円以下というわけには行かず、2014年から2021年まで販売された初代モデルの10系が現実的な選択肢となります。今回調査した中では、200万円以下となると2.0Lターボエンジン車(200t)が主力ですが、ハイブリッド車(300h)の出物も少なからず存在していました。

初代レクサスNX 300h(2014年モデル)

先代となる初代モデルとは言っても、そこはレクサス。高級感を漂わせる内装は素材の品質が十分に高く、安全運転支援システムやインフォテインメントも充実しており、日常使いから長距離ドライブまで快適にこなせる一台となっています。

初代レクサスNX 200t F SPORT(2014年モデル)

ただし、弊メディアが実車ユーザーに対して実施している『モーターファン ユーザーアンケート』に寄せられた声によれば、ターボエンジン搭載モデルでは燃費がやや悪く、特に通勤などで走行距離が多い場合は燃料費がかさむ点に注意が必要とのこと。また、レクサスならではの信頼性の高さがメリットである反面、維持費も高めで、部品交換や修理費用が発生すると割高に感じられる場合もあるとのこと。加えてスペース面ではややコンパクトなため、ファミリー用途や広さを重視する方には、もう少し車内の広いSUVを検討する価値があるかもしれないとの声も見られました。

詳細スペック: NX 200t (4WD) / DBA-AGZ15型

全長×全幅×全高(㎜)=4630×1845×1645

ホイールベース(㎜)=2660

エンジン:2.0ℓ 直列4気筒DOHCターボ

駆動:4WD

最高出力:238ps(175kW)/4800~5600rpm

最大トルク:35.7kgm(350Nm)/1650~4000rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:6AT

車重(kg):1770

燃費:12.4km/L(JC08モード)

新車価格:454万円

※2014年発売当時のスペック

2代目 ジープ コンパス (MP)(2017年~) / この内容でなんと右ハン、レギュラー仕様! 街もアウトドアもこの一台!

2代目ジープ コンパス(2024年モデル/本国仕様)

中古車価格帯:119~564万円 平均中古車価格:341.5万円

ジープ コンパスは、オフロード車の名門として知られるジープが生み出したシティ派SUVです。デザイン的にはジープの象徴的なセブンスロットグリルを備えているとは言え、ラングラーなどに比べれば本格的なオフロード性能を持ち合わせていると言えないものの、アウトドアレジャーから日常使いまで十分に幅広く活躍できる多用途性が魅力です。現行モデルは2017年に登場した2代目となるMP型ですが、初期モデルは中古車市場で200万円以下から十分に狙えます。なお、日本市場ではエンジンは2.4Lのガソリンエンジンのみとなっていますので、パワーユニットによる価格の差異などはありませんでした。また、右ハンドル、レギュラーガソリン仕様なのは、特に外国車の入門者には嬉しいポイントでしょう。

2代目ジープ コンパス(2024年モデル/本国仕様)

アメリカ車ゆえに警戒しがちな車体のサイズも日本の道路環境に適したものとなっており、駐車場の狭い都市部でも扱いやすいのが魅力です。また、先述のように本格的なものではないとは言え、4WDモデルは悪路での走行安定性が非常に高く、そうそうハードな局面でもない限り、悪天候や一般的なキャンプなどのシーンで安心して走行できることでしょう。インテリアはモダンで使いやすく、安全装備も充実しているため、家族での使用にも適しています。

2代目ジープ コンパス(日本仕様/2024年モデル)

しかし、『モーターファン ユーザーアンケート』に寄せられた声によれば、レギュラーガソリン仕様車とは言え燃費があまり優れていないため、やはり特にガソリン価格が気になる方には不向きと感じることがあるようです。また、走行時のノイズや振動が大きく、長距離ドライブではやや疲れやすいかもしれないという声も見られました。室内空間も比較的コンパクトなため、いわゆるアメリカン・サイズの広さを期待される方には手狭に感じる可能性があるようです。

詳細スペック: リミテッド (4WD) / ABA-M624型

全長×全幅×全高(㎜)=4400×1810×1640

ホイールベース(㎜)=2635

エンジン:2.4ℓ 直列4気筒

駆動:FR

最高出力:175ps(129kW)/6400rpm

最大トルク:23.4kgm(229Nm)/3900rpm

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

トランスミッション:9AT

車重(kg):1600

燃費:9.6km/L(JC08モード)

新車価格:419万円

※2017年発売当時のスペック

初代 三菱 エクリプスクロス (GK系)(2018年~) / 視線を奪うクーペスタイル、力強さと洗練性が両立の新感覚を味わうならコレ!

三菱 エクリプスクロス(2018年モデル)

中古車価格帯:165~363万円 平均中古車価格:264万円

三菱エクリプスクロスは2018年(海外では2017年)に登場した、クーペのような流線型のエクステリアとSUVの利便性を組み合わせたスタイリッシュなモデルです。鋭いラインが特徴のデザインは視覚的なインパクトが強く、街中でも一目を引く存在感を放ちます。また、三菱ならではの4WDシステムが採用されており、特に雪道や悪路での走行性に優れており、アウトドアや地方での使用にも安心でしょう。動力性能も高く、ターボエンジンによる力強い加速感があり、高速走行でも安定性が高いのがポイントです。現行モデルですが、初期モデルは中古車市場で200万円以下で狙うことが十分に可能です。今回の調査では、2020年に追加されたPHEVモデルはさすがに200万円以下での出物はありませんでしたが、それに劣らず燃料代の面やエンジントルクが魅力の2.3Lのクリーンディーゼル車は比較的多く流通していました。

三菱 エクリプスクロス(2018年モデル)

ただし、『モーターファン ユーザーアンケート』に寄せられた声によれば、後席や荷室のスペースはコンパクトで、ファミリーカーとして広さを求める方には少し物足りないかもしれませんとのこと。燃費も平均的で、通勤や日常的に多く走行する方にとっては燃料消費が気になる点もあるかもしれません。また、内装の質感は他の同価格帯の車と比べてシンプルなため、インテリアに上質感を求める方にはやや物足りない印象を与えるかもしれないとの声も見られました。

三菱 エクリプスクロス(2018年モデル)

詳細スペック: G ディーゼル (4WD) / 3DA-GK9W型

全長×全幅×全高(㎜)=4405×1805×1685

ホイールベース(㎜)=2670

エンジン:2.3ℓ 直列4気筒DOHCターボ ディーゼル

駆動:4WD

最高出力:145ps(107kW)/3500rpm

最大トルク:38.7kgm(380Nm)/2000rpm

使用燃料:軽油

トランスミッション:8AT

車重(kg):1680

燃費:15.2km/L(JC08モード)

新車価格:323.028万円

※2019年発売当時のスペック

2024年11月現在、200万円以下で十分に狙えるレクサスNX、ジープコンパス、三菱エクリプスクロスは、それぞれ異なる魅力と個性を持ったSUVです。高級感を重視するならレクサスNX、堅実なデザインや性能を重視するならジープコンパス、そしてスタイリッシュな外観と運転の楽しさを求めるなら三菱エクリプスクロスというところでしょうか。

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