目次
写真:赤いボディがマツダ3、シルバーがAクラス
重ねてみるとわかる「そっくり度」
まずは、とにかく重ねて見てみよう。
見事なまでにぴったり重なり合う。
ホイールベースは
Aクラス:2730mm
マツダ3:2725mm
で、わずか5mm差
フロントオーバーハングは
Aクラス:914mm
マツダ3:915mm
で、これもほぼ同じ(写真では画角が違うのでAクラスが長く見えると、実際はマツダ3が1mm長い)
リヤオーバーハングは
Aクラス:776mm
マツダ3:820mm
で、これはAクラスの方が短い。
全高は
Aクラス:1420mm
マツダ3:1435mm
で、これまたほぼ同じだ。
違いがあるとすれば、マツダ3の方がフロントフードが若干が長くAピラーの角度がより寝ている。そしてCピラーの角度も寝ている。つまり、マツダ3の方がキャビンが小さく見えるデザインだ。よりパーソナルなイメージを持つのがマツダ3だ。
とはいえ、真横からみると両モデルは、ソックリだ。
上下に分けて見てみよう。
パッケージが同じでもずいぶん違って見えるところがクルマのデザインの面白さだ。やはりマツダ3のAピラーはCセグハッチバックとしては、異例なほど寝ている。
せっかくだから、次期VWゴルフ8と新型BMW1シリーズのサイドビューも確認しておこう。
もう一度、Aクラスとマツダ3のサイドビューを載せる。
こう見ると、ゴルフ8→新型1シリーズ→Aクラス→マツダ3の順でより「スペシャルティ感」が高まることがわかる。スペシャルティ度、パーソナルカー度(という言葉はないが)が上がるということは、逆にいえば「実用車度」が下がるということも意味する。
次は、正面視だ。
上がAクラス、下がマツダ3。全幅はAクラスが1800mm、マツダ3が1795mm。
Aクラスとマツダ3の全幅×全高は
Aクラス:1800mm×1420mm
マツダ3:1795mm×1435mm
で、ほとんど同じだ。それでもマツダ3のほうが踏ん張って見えるのは、トレッドが広いからである。
Aクラス トレッド:F1570mm/R1555mm
マツダ3 トレッド:F1570mm/R1580mm
となっている。
というようなことを考えながら、フロントからの両モデルを眺めてみよう。