2025年モデルのWRXは、昨年のベースグレードが廃止され、プレミアム、リミテッド、GT、tSの4つのグレードがラインナップされた。6速マニュアルトランス(MT)ミッションは、GTを除くすべてのグレードで標準装備されている。スバルパフォーマンストランスミッション(SPT)は、プレミアムとリミテッドの仕様で利用可能で、GTでは標準装備だ。SPTは、ブレーキ時の回転合わせダウンシフトに素早く対応し、コーナー出口で理想的なギア比を維持する適応シフト制御やリバースオートマチックエマージェンシーブレーキなど、素早いアップシフトとダウンシフトに対応する。
エクステリアでは、象徴的なボンネットの吸気口と、コンパクトなLEDヘッドライトに挟まれた特徴的な六角形のグリルが際立っている。「WRX」バッジは、グリルとトランクリッドに新たに赤いバッジが追加されたことで、さらに目立つようになった。ギャラクシーパープルは、ラインナップ全体で選択可能な新色として、オプション価格395ドル(≒6万円)で設定された。
インテリアでは、オーディオ、車両、および空調のコントロール用に高解像度のタッチスクリーンを備えた11.6インチのスターリンク・マルチメディアプラスシステムが搭載されている。ワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応しており、Bluetoothハンズフリー電話、オーディオストリーミングも装備されている。すべてのグレード(tSを除く)では、ダッシュボードの赤いコントラストステッチが改良された「WRX」仕様となり、WRXリミテッドとGTでは、シートの支柱とヘッドレストに大胆な赤いコントラストステッチが施された最新の内装が採用されている。
2025年型モデルでは、マニュアルトランスミッション搭載モデルを含むすべてのスバルWRXモデルに、アイサイト運転支援システムとドライバーフォーカス注意散漫緩和システムが搭載される。マニュアルトランスミッション搭載車では、アイサイトに車線維持機能付き先進アダプティブクルーズコントロール、自動緊急ブレーキ、車線逸脱防止、プリクラッシュブレーキアシストが含まれている。
グレード | トランスミッション | 車両本体価格(約) |
WRX プレミアム | 6MT | 542万円 |
SPT | 563万円 | |
WRX リミテッド | 6MT | 609万円 |
SPT | 633万円 | |
WRX tS | 6MT | 694万円 |
WRX GT | SPT | 694万円 |