メルセデス・ベンツEクラスにPHEVのトップパフォーマンスモデル「AMG E 53 HYBRID 4MATIC+」が追加! 導入記念限定車エディション1も発売

メルセデス・ベンツ日本はこのほど、メルセデス・ベンツEクラスのラインナップにプラグインハイブリッドシステムを搭載した高性能モデル「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(以下E 53)」を追加し、12月2日に発売した。税込車両価格はセダンが1698万円で、ステーションワゴンが1726万円。また、通常ラインナップモデルに加えて、導入記念限定車として「エディション1」が設定され、セダン120台(税込2105万円)、ステーションワゴン30台(税込2168万円)が発売された。ハンドル位置は限定車を含めてセダンが左右を設定、ステーションワゴンが右のみ。

3.0Lターボ+モーターでシステム総合585ps/750Nmを発揮!
RACE START時は出力が612psまで高まる

新型E 53には、定評のあるM256をさらに進化させた3.0L直列6気筒ターボエンジン「M256M」に高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。 M256Mはターボのブースト圧を1.5barまで高めたことや、新たにプログラミングされたソフトウェア、冷却装置の追加などにより、449ps/560Nmを発揮する。9速DCT(AMGスピードシフトTCT 9G)に統合された163ps/480Nmを発する高出力の永久磁石同期モーターは、発進時の俊敏な加速を力強くブーストし、システムトータルで585ps/750Nmを引き出す。RACE START時はシステム最高出力が612psまで高まる。0-100km/h加速タイムはセダンで4.0秒、ステーションワゴンで4.1秒(いずれも欧州仕様値)を誇る。

高出力・高効率のプラグインハイブリッドシステムは、AMGライドコントロールサスペンションや電子制御のAMGリミテッド・スリップ・デフ、AMGダイナミックエンジンマウント、リヤ・アクスルステアリング、AMG強化ブレーキシステム(※)が組み合わさり、高水準のパフォーマンスを実現している。
※フロントは6ピストン固定キャリパー+390×36mmディスク、リヤは1ピストンフローティングキャリパー+360×26mmディスク

一方で、WLTCモード(国交省審査値)によるEV走行換算距離(等価EVレンジ)はセダンが101km、ステーションワゴンが97kmとロングレンジを実現。日常走行をほぼ電気のみでまかなうことも可能で、実用性にも優れている。なお、ハイブリッド燃費(WLTCモード)はセダンが11.5km/L、ステーションワゴンが11.2km/Lと発表された。

Eクラスのトップパフォーマンスモデルにふさわしく、内外装には専用デザインが与えられている。通常のEクラスと比べて+20mmのワイドなボディには、専用デザインのAウィングが際立つ大開口のフロントエプロンや、AMG伝統の縦ルーバーには先進的なイルミネーテッドラジエターグリルを採用。AMG の新しいパフォーマンスモデルであることを明確に主張するアグレッシブな表情を形成している。

サイドはキャブバックワードデザインが特徴の美しいEクラスのスタイリングに「TURBO HYBRID」のエンブレムを備えたフェンダーアクセントや、ふたつのホイールアーチを繋ぐサイドスカートを加えることで、AMGならではのレーシングスピリットに溢れたスタイリングへと昇華。ホイールには10ツインスポークデザインの20インチAMGアルミホイールを採用し、足元に圧倒的な存在感を与えている。

リヤエンドには、AMGのパフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁どられた「E 53」エンブレムや、ボディ同色のAMGスポイラーリップ(※)、ディフューザーフィンが特徴的なリヤエプロン、そして片側2本ずつのラウンド形のエグゾーストエンドが、AMGならではの鮮烈なオーラを放つ。
※セダンはトランクリッド後端に、ステーションワゴンはルーフ後端に装備

インテリアは新型Eクラスに備わる最先端のデジタル技術と、AMGならではのパフォーマンスを叶える装備が高次元で融合している。インテリアトリムは、上質な印象を与えるライトシルバーメタリックインテリアトリムを標準設定。グリップが大胆に絞り込まれたAMGパフォーマンスステアリングホイール(ナッパレザー)には、液晶ディスプレイ付のAMGドライブコントロールスイッチや、アルミニウム製のパドルシフトが備わり、ステアリングから手を離すことなく様々な操作が行えるほか、センタースポーク下部に刻まれるAMGのレタリングが、視覚的にもドライバーの気持ちを高揚させる。

ナッパレザーが上質さを感じさせるAMG専用デザインのスポーツシートは安定したドライビングポジションをキープする設計により、長距離ドライブでの快適性を兼ね備えている。前席のバックレストにAMGロゴの刺繍が、ヘッドレストにはAMGクレストがエンボス加工されている。

このほか、ブルメスター製4Dサラウンドサウンドシステムや熱反射・ノイズ軽減ガラス、ドアクロージングサポーターなどの快適装備も標準装備。また、有償オプションのAMGカーボンパッケージ(税込40万円)を選ぶと、AMGパフォーマンスステアリングホイール(カーボンファイバー/MICROCUT)やAMGカーボンファイバーインテリアトリム/AMGカーボンファイバーセンタートリムが装着される。

インフォテインメントシステムにはルーティン機能やサードパーティ製アプリに対応した第3世代のMBUXを採用。14.4インチのメディアディスプレイと12.3インチのコックピットディスプレイには AMG専用メニューやコンテンツが用意されており、走行に必要な各種データをグラフィカルに表示することで、スポーツドライビングをサポート。また、これらに加えてエネルギーフローやEV航続距離、充電状況などプラグインハイブリッド専用のメニューも用意されている。有償オプションのデジタルインテリアパッケージ(※)を選ぶと、インテリアトリムはブラックピアノラッカーインテリアトリムとなり、助手席用ディスプレイを備えたMBUXスーパースクリーンや3Dコックピットディスプレイが装着される。
※税込40万4000円。AMGカーボンパッケージとの同時装着はできない

導入記念限定車「エディション1」はよりパワフルな雰囲気を演出

E 53の導入記念限定車として導入される「エディション1」は、内外装ともに数多くの特別装備を採用し、よりパワフルな雰囲気を演出したモデルに仕立てられている。

エクステリアは、AMGレタリングが際立つブラックの専用デカール、フロントスプリッターやエグゾーストエンドなど各所がハイグロスブラックとなる「AMG ナイトパッケージ」、フロントグリルやエンブレムなど各所がダーククロームとなる「AMG エクステリアナイトパッケージ ll」、ドアミラーやトランクリッドスポイラー(セダンのみ)がカーボンファイバーとなる「AMGカーボンパッケージ」、そしてマットブラックの21インチAMGアルミホイール(鍛造)などが装備されている。

ボディカラーは、セダンが MANUFAKTUR アルペングレー(ソリッド)と、有償オプションとなるエディション1専用の MANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ(マット/税込40万円高)の2色から選べ、ステーションワゴンはエディション1専用のMANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ(マット)のみ。

インテリアは上質なブラックと随所にあしらわれたイエローアクセントのコントラストが特別感を演出。ヘッドレストに「Edition1」の刺繍が入ったブラックのAMGパフォーマンスシート(ナッパレザー、イエローステッチ入)やイエローシートベルト、イエローに輝くイルミネーテッドステップカバー、イエローステッチ入りのAMGパフォーマンスステアリングホイール(ナッパレザー/MICROCUT)、そして Edition1の刻印が入ったAMGカーボンファイバーセンタートリムなどにより、一層レーシーに仕上げられている。そのほか、MBUXスーパースクリーンや専用インドアカーカバーなども装備されている。

メルセデス・ベンツ公式サイト「Eクラス セダン」
メルセデス・ベンツ公式サイト「Eクラス ステーションワゴン」

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