フォードは2023年8月にGTDをデビューさせて以来、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェで7分を切るラップタイムの樹立を目指していたが、12月10日、ついにその答えが出ると報じた。
もし7分未満で走るなら、史上最速の量産アメリカ車として公式に認定される。これまでの記録は、ダッジ バイパーACRの7分01秒30で、ヨーロッパでは、ランボルギー アヴェンタドールLP750-4スーパーベローチェが6分50秒73のタイムを持っているほか、メルセデス AMG Oneは、今年は初めに6分29秒09を叩き出している。
果たしてマスタングGTDはどれほどの記録を打ち立てるのか。GT3ベースのGTDは、最高出力815psを発揮する5.2L V8スーパーチャージャーエンジンを搭載。トランスミッションはリヤにマウントされ、前後重量配分が50:50になっており、最高速度202mph(325km/h)のパフォーマンスを発揮する。足まわりには、ミシュラン パイロット スポーツカップ 2を履き、フロント325/30ZR20、リヤ345/30ZR2インチにカーボンセラミックブレーキを装備している。
7分以下のラップタイムを叩き出すことは間違いなく、4500万円の値打ちを見せてくれるはずだ。