前輪駆動と全輪駆動、および800ボルトの電気アーキテクチャを提供
同社は現時点ではそれ以上多くを語っていないが、ティーザーには、箱型の外観を曲線美に変えたスタイリッシュなバンが示されている。詳細はわかりにくいが、目立つボンネットの装飾と、滑らかなイメージを持つ、改良されたキャビンが見える。また滑らかなルーフ、メタリックなアクセントもみられる。
現時点ではこのコンセプトについてはほとんどわかっていないが、このモデルは「VAN.EA」と呼ばれる新しい「バン・エレクトリック・アーキテクチャ」を採用する。これはモジュール式で拡張可能であり、「高級セグメントの個人用バンとプレミアムセグメントの商用バンを明確に区別」することができるという。
メルセデスは、高品質のファミリーバン、専用VIPシャトル、そして「非常に洗練された顧客の期待に応える広々としたリムジン」が期待できると述べており、アフターマーケット企業が独占してきたエグゼクティブ・バンセグメントの一部を獲得したいと考えているようだ。
この新型電気ミニバンは、2026年に発売予定で、前輪駆動と全輪駆動、および800Vの電気アーキテクチャを提供すると思われる。また、22kWのAC充電器と、最新バージョンのメルセデスベンツオペレーティングシステムも搭載される。
量産型の一部のバージョンでは、航続距離が311マイル(500km)を「はるかに超える」ほか、レベル2の半自動運転システムも搭載される。レベル3のシステムは2020年代終わりまでに登場予定で、商用バンではロボタクシー用にレベル4のシステムが搭載される予定だ。