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新型「プレリュード」は2025年登場予定
随分前から「出るのか?」、「出るみたい…」、「やっぱ出るぞ!」とウワサの絶えなかった新型プレリュード。ついに、そのプロトタイプがお目見えした。もちろん、試乗したのは国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。このプレリュード試乗インプレは文字で読む…よりも、動画で清水さんの笑顔のドライブを見れば楽しさがより伝わるだろう。
ホンダのe:HEVハイブリッド技術に搭載されるHonda S+ Shiftを味わう
現在プロトタイプで詰めの最中と見えるホンダ・新型プレリュードe:HEV。エンジンはシビックと同じ2L 4気筒のハイブリッドということで、シビックベースで作られている。
特徴的なのはサスペンション。デュアルアクシス・ストラット・サスペンション(2つの軸)に電子制御可変ダンパー。本当にステアリングの収まりがいい。センターフィールもいいし、わずかに動かした時の動きもいい。言ってみれば“シビックタイプRクーペのハイブリッド版”みたいなイメージだ。パドルシフトを備えるステアリングホイールは実物(市販バージョン)とのこと。
なんといっても味わいたいのが「S+ シフト」だ。S+ シフトのスポーツモードを試してみる。おぉ~ちゃんとエンジン音が聞こえている。コレ、結構楽しめるね! S+ シフトにするとパドルでギアをアップダウンでき、その時のエンジン音も聞こえてくるし、楽しい♪ ホント、サスペンションがいいし、シードもすっぽりお尻が入ってサポート性もいい。
ドライブモードは、コンフォートとGTとスポーツ。GTは一般的にはノーマル、グランドコンセプトの遠くまで行けるグランドツアラーを表現したということ。ちなみに、エンジンをかけた時はGTがデフォルト。
LKASも使いやすい。テストコースのバンク下、117km/hでもちゃんとレーンキープする。このくらいのカーブは電動パワステが自動で操舵している。スポーツモードでも楽に160km/hクルージングができる。今日は横風が強く吹いているが、直進安定性も十分にある。
ハンドリングはどうか?
デュアル・アクシスにするとステアフィールが変わってキングピンに近いところで切るからキャンバー特性も変わる。
楽しくなっちゃう! サーキットを走りたくなるね。
(※この間のインプレッションは動画で! 清水さんの笑顔を見れば、その楽しさがわかる!!)。
エンジン音もご機嫌! ブレーキ(ブレンボ)もいい、ビルドアップも瞬時に効くし。タイムアタックしたくなるな。
タイヤはコンチネンタル・プレミアムコンタクト6(PremiumContact™ 6/サイズは前後とも235/40R19)、量産もこのタイヤだそうだ。
令和のプレリュードはまんまスポーツカーだ!
この新型プレリュード、プロトタイプとはいえ量産ベースで開発が進んでいる状態での試乗だった。エンジンはシビック2Lのe:HEVだが、サスペンションはシビック タイプRのデュアルアクシス・ストラット・サスペンションということで、スペシャリティカーというよりも、スポーツカーに近いような楽しいドライブができた。S+シフトにするとパドルでご機嫌よくエンジン音も聞こえるし、ワインディングも走ったがずっと走り続けたい!と思わせる。
リヤシートもあるが、意外に広い。全長が4.6mくらいか、リヤスペースもそれなりに広いし、魅力的なスポーツモデルになっている感じがする。
プレリュードはスペシャリティカーとして生まれたが、令和の時代のプレリュードは完全にスポーツカーと言ってもいいね。