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開発競争の激化を経て本当に必要な性能に到達
まず見逃せないのはスタンダード機。開発競争が激化していた頃は、ひと昔前のハイスペックの機能をキャリーオーバーしたモデルが多数だったため、スタンダード機であっても過剰なスペックや難解な設定などを必要とするものも少なくなかった。しかし、現在ではより単純明快に必要十分な高性能を実現するモデルが定着し、買ってそのままの設定でも安心して使えるモデルが増えているのである。
高機能モデルの特徴はカバー力と多機能化
もちろん、ハイスペック機に目を向けると、旧来のモデルと比べると大幅な機能向上が図られているのがわかる。特に前後方向だけでなく左右の状況が記録できる360度モデルは定番化し、さらに画質を高めるために3カメラへと発展するモデルも登場。ドラレコとして必要な機能を極限まで高める構成は、さらに安心感を求めるユーザーには心強い存在と言えるだろう。
また、ハイスペック機だけに付加機能を盛り込んだモデルも少なくなく、デジタルガジェットとして遊び心を求めるユーザーも引き続き存在しているのだ。
基本性能が高ければ取り付けやすさも魅力
こういった手軽さや高機能を選択基準とする一方、取り付けのスマートさを求めるユーザーも増えている。というのも現在のクルマの多くは、フロントウィンドウにセンサーが装着されているものが多く、それに従いドラレコを取り付けられる場所も限られるようになってきた。また、後付け感を嫌がるユーザーも増えてきているため、純正のような取り付けを目指すモデルも増えてきているのだ。
もちろんこういったアイテムも、カメラ性能はスタンダード機同様に、十分なスペックが与えられているのは当然。多くのモデルの性能が底上げされているからこそ、幅広い選択肢が生まれてきているというわけだ。