【CarGoodsMagazine】

【2024-2025】最新ドライブレコーダー、ベストバイモデルはどれだ!? スタンダードモデルからハイエンドまで……重視するポイントは?

ドライブレコーダー、通称ドラレコへの注目が集まり、一般へと広く普及しはじめて10年近くが過ぎている。その間には様々な機能強化が図られ、一時期は過剰とも言えるほどの開発競争が繰り広げられていた。そんなドラレコも今や成熟期を迎え、過剰な機能ではなく、ドラレコの本質を求める進化を果たすようになってきているのだ。

開発競争の激化を経て本当に必要な性能に到達

まず見逃せないのはスタンダード機。開発競争が激化していた頃は、ひと昔前のハイスペックの機能をキャリーオーバーしたモデルが多数だったため、スタンダード機であっても過剰なスペックや難解な設定などを必要とするものも少なくなかった。しかし、現在ではより単純明快に必要十分な高性能を実現するモデルが定着し、買ってそのままの設定でも安心して使えるモデルが増えているのである。

スタンダード機の最新となるCOMTEC『ZDR027(実勢価格:2万2000円前後/税込』は、前後ともにSTARVISを搭載するだけでなく、対角168°の超ワイドレンズによるカバー力の強化も見どころ。

高機能モデルの特徴はカバー力と多機能化

もちろん、ハイスペック機に目を向けると、旧来のモデルと比べると大幅な機能向上が図られているのがわかる。特に前後方向だけでなく左右の状況が記録できる360度モデルは定番化し、さらに画質を高めるために3カメラへと発展するモデルも登場。ドラレコとして必要な機能を極限まで高める構成は、さらに安心感を求めるユーザーには心強い存在と言えるだろう。

ハイスペック機として注目されるBAL『バルーチェ360 No.5800(実勢価格:4万9800円前後/税込)』は、360度+前後カメラを搭載し、さらにデジタルミラー機能も充実。

また、ハイスペック機だけに付加機能を盛り込んだモデルも少なくなく、デジタルガジェットとして遊び心を求めるユーザーも引き続き存在しているのだ。

基本性能が高ければ取り付けやすさも魅力

こういった手軽さや高機能を選択基準とする一方、取り付けのスマートさを求めるユーザーも増えている。というのも現在のクルマの多くは、フロントウィンドウにセンサーが装着されているものが多く、それに従いドラレコを取り付けられる場所も限られるようになってきた。また、後付け感を嫌がるユーザーも増えてきているため、純正のような取り付けを目指すモデルも増えてきているのだ。

SEIWA『スリムフィットドライブレコーダー RAY25(実勢価格:2万9800円前後/税込)』の特徴は、後付け感のないスマートな取り付けを考慮した設計。

もちろんこういったアイテムも、カメラ性能はスタンダード機同様に、十分なスペックが与えられているのは当然。多くのモデルの性能が底上げされているからこそ、幅広い選択肢が生まれてきているというわけだ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

CarGoodsMagazine 近影

CarGoodsMagazine

20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…