データ通信が無制限!? SIM契約が不要!? 車載用Wi-Fiルーターの選び方……カロッツェリアと慶洋エンジニアリングならどちらがお得?

車内でスマホやパソコンを使用する際、データ量を気にせずに動画視聴や音楽再生を楽しむなら、車載用Wi-Fiルーターの導入は必須事項。しかし車載用Wi-Fiルーターは、停車時のWi-Fi利用時間が制限されているなど一般的なWi-Fiルーターに比べて制限が多いというデメリットがある反面、データ通信量が無制限だったり、リーズナブルな料金プランが設定されているなどのメリットがある。そこでカロッツェリアと慶洋エンジニアリングの車載用Wi-Fiルーター2機種をピックアップ。それぞれどのような料金プランが用意されており、各機種にどんな特徴があるのかをチェックしてみた。

定額無制限で利用状況に合わせて3つの料金プランを用意

まずカロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター『DCT-WR200D』は、ドコモのLTEデータ通信を利用することで日本全国をほぼカバーしている。山中のキャンプ場などでは圏外になることもあるが、他のキャリアに比べて使用できるエリアが格段に広いことは大きなメリットといえよう。
料金プランは1日550円、30日1650円、1年間1万3200円の計3プランを用意。自分の利用状況に合わせてプランを変更することもスマホなどで簡単に行える。

もちろん本体は車内の厳しい温度変化にも耐える車載専用設計で、動作保証温度はマイナス10℃〜60℃。ストレスのない安心のネット環境を車内に構築できるのだ。また、エンジン停止時のWi-Fi利用時間も従来モデルの最大60分から最大2時間まで延長。休憩時もさまざまなオンラインコンテンツを楽しむことができるのである。ちなみにデータ通信量は基本的に無制限。最大5台までスマホやパソコンなどの端末を接続できる。

carrozzeria『DCT-WR200D(実勢価格:2万5000円前後/税込)』は、車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、日本全国をカバーするドコモLTEデータ通信を定額無制限で利用できる車載用Wi-Fiルーター。料金プランは1日550円、30日1650円、1年間1万3200円の計3プランを用意。
電源は付属のUSBケーブルと充電ソケットで供給できて取り付け・取り外しも簡単。他車への載せ替えも簡単に行える。非常にコンパクトな本体は(W91.5×H16×D47.1mm)で、車内のちょっとしたスペースに設置できる。

SIM契約が不要で買ってすぐに使えるのが最大の魅力!

一方、慶洋エンジニアリングの車載対応クラウドSIM型Wi-Fiルーター『AN-S117』は、SIM契約が不要で買ったその日からすぐに使えることが最大のメリット。

KEIYO『AN-S117(価格:1万9800円/税込』は、初回無料の10GB(30日間有効)のデータ容量を搭載し、SIM契約不要で買ってすぐに使用できる車載用Wi-Fiルーター。電波状況によって各大手キャリアを自動切り換えできる“マルチキャリア”に対応。

初回は10GBまで無料で使うことができ、それを使い切った後はリチャージが可能に。リチャージの料金プランは1日220円(1GB)から1年間8200円(100GB)まで、などの計10プランを用意。スマホやパソコンを使って簡単にリチャージできる。ちなみにこれまで、クレジットカードおよびデビッドカード決済のみだったがコンビニ決済にも対応するようになった。端末は最大8台まで接続可能で、通信キャリアはLTE対応で自動切り換え。通信環境はカロッツェリアとほぼ同等だ。

USB電源に接続するだけですぐにWi-Fi環境が構築でき、最大8台の端末に接続可能。本体サイズはW87×H51×D13mm、質量約44g。薄型なので車内の設置場所にも困らず、持ち運びも自由自在だ。

どちらが各個人にお勧めかは、正直なところ実際に使ってみないと分からない部分が多い。どちらを選ぶにせよ、まずは必要最小限と思われる料金プランをセレクトし、利用状況に合わせてプランを変更するのが、ベストな選択と言えるだろう。

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