MCL38を改良し続けたマクラーレンが26年ぶりにF1コンストラクター王者に【2024年チャンピオンマシン振り返り】

2024年、マクラーレンが26年ぶりにF1のコンストラクターズチャンピオンに輝いた。同年型マシンのMCL38はシーズン序盤から優勝を争う速さを見せると、シーズン後半にはベストマシンの一台となった。

2024年、FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)において、マクラーレンF1チームがコンストラクターズチャンピオンに輝いた。

マクラーレンは2023年シーズン序盤をギリギリ入賞を争えるかどうかという位置で戦っていた。しかし、サマーブレイクのアップデートでマシンの戦闘力が向上。後半戦は表彰台争いの常連となると、最終的にレッドブルに次ぐコンストラクターズランキング4位で終えた。

マクラーレンは2024年、前年マシンの進化型と言えるMCL38を投入。開幕戦バーレーンGPから数戦にわたり入賞を争えるだけのスピードを見せたマシンは、第6戦マイアミGPで“ほぼBスペック”と形容されるほどのアップデートを受けると、同大会でランド・ノリスがシーズン初優勝を果たした。

その後もレッドブルのマックス・フェルスタッペンを初め、フェラーリやメルセデスなどのライバルとポディウムを繰り広げ、マクラーレンはコンストラクターズランキング2位で前半戦を終了。

その後、第17戦アゼルバイジャンGP終了時点でコンストラクターズランキングトップに浮上。マシンをアップデートし続け、高い競争力を維持した英国の名門は、最終的にノリスが4勝、オスカー・ピアストリが2勝をマークし、1998年以来初となる26年ぶりのコンストラクターズタイトルを獲得した。

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