「オールロード」の起源は2000年に遡る。このとき「C5」世代「A6 アバント」をベースに開発された全地形対応ステーションワゴンの第一世代がジュネーブで初公開された。
現行型となる第4世代は2019年にデビューしており、これが6年ぶりのフルモデルチェンジとなるが、ご存知のとおり同ブランドは、新しい命名システムを導入している。偶数はすべて電気自動車になり、ガソリン車は奇数になる。つまり、アウディA6オールロードは「A7オールロード」と呼ばれることになる。
Nikita Chuicko/KOLESA RUによって提供された予想CGのフロントエンドには、シンプルな形状のスリムなヘッドライトと大きなラジエーターグリルを装備しているが、グリルは専用デザインが2パターン用意される。
側面では、A5やA6 e-tronファミリーから流用されるドアハンドルが見てとれる。後部では、スリムなLEDストリップによって結合された、「牙」を彷彿させる巨大なテールライトを装備する。足回りには、新設計された6本スポークのホイールを装着しているがこれは20年前の同社のSモデルの同様のリムを参考にしたものと考えられる。
量産型では、現行世代のステーションワゴンで使用されている「MLB Evo」プラットフォームのアップグレード版である、「PPC」(プレミアム・プラットフォーム・コンバスション)プラットフォームをベースに構築される。市場によって異なるが、A7オールロードのパワートレインには、おそらくマイルドハイブリッドテクノロジーが標準装備される。
パワートレインはV型6気筒ガソリンターボエンジン、およびディーゼルエンジンが含まれるはずで、全輪駆動が標準になるほか、プラグインハイブリッドの設定も期待される。
A7オールロードのワールドプレミアは、2025年内と予想されている。