1月10日から12日に千葉県の幕張メッセで開催される東京オートサロン2025において、FIAフォーミュラE世界選手権の現行マシン『GEN3 Evo』が日本初公開される。
フォーミュラEのシーズン11は2024年12月のサンパウロE-Prixで開幕。同選手権では今季、第3世代マシン『GEN3』をアップデートした『GEN3 Evo』を導入。GEN3 Evoはボディワークが刷新されたほか、これまでエネルギー回生にしか使用していなかったワンメイクフロントモーターを駆動にも活用して四輪駆動とし、加速においては現行のF1マシンを30%上回るパフォーマンスを発揮するようになった。
また、シーズン11からはヤマハが老舗コンストラクターのローラと組んでパワートレインマニュファクチャラーとして選手権に参入。ドイツに拠点を置くABTにモーターやインバーター、ギヤボックスを含むパワートレインを供給している。
1月10日にスタートする東京オートサロンのヤマハブースでは、同社にとってのフォーミュラEデビューマシンとなる『Lola T001』が展示される。ヤマハのAM開発統括部フォーミュラE開発グループリーダーを務める梅田泰宜氏は次のようにコメントしている。
「いよいよ開幕したシーズン11。ヤマハ発動機が開発したパワートレインを搭載した『Lola T001』は進化と成長を続けています。パワートレインの性能を引き出すために重要な、エネルギーマネージメントの開発も続けており、一戦一戦着実に進歩していますので、是非注目してください。東京E-Prix に向けて、できる限り早く表彰台を狙える位置まで進めて行くので、応援よろしくお願いします」
オートサロンのヤマハブースにおいては日本初公開となるGEN3 Evoのほか、現在研究開発中の小型低速EV汎用プラットフォーム「DIAPASON(ディアパソン)C580」の拡張モデル「C580 Fork 1」と「C580 Fork 2」が披露される予定だ。
なお、東京E-Prixは今シーズン第8、9戦として5月17日(土)、18日(日)に東京ビッグサイトを中心に開催される。観戦チケットの最速先行抽選は2月上旬に受付が開始される見通しとなっている。