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ソリオがフェイスリフト、ADASも最新世代に進化する
東京オートサロン2025のスズキブースを訪れると最初に出迎えてくれるのが2台のソリオ。コンパクトクラスのスライドドア車として、いわゆる”プチバン”として人気のモデルです。
特別な演出もなく、平置きされているので、あたかも量産モデルを参考出品として展示しているのかと思いきや、どうも見覚えのあるソリオとは異なる雰囲気です。
結論をいいましょう、これは間もなく実施されるであろうマイナーチェンジ版のソリオとソリオ・バンディットのチラ見せなのです。
詳細なスペックや変更内容については未公開なのですが、実車をチェックしているとADAS系のセンサー類が変更されていることがわかります。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた最新世代のデュアルセンサー仕様になっています。
電動パーキングブレーキの採用は大ニュースかも
インテリアに目をやると、電動パーキングブレーキの採用が確認できます。いまや市街地走行で必須といえるオートホールド機能も備わっているのは、プチバンを狙っているユーザーにとって大ニュース的な進化といえるのではないでしょうか。
ここまで利便性が増しているとなると、気になるのはパワートレイン系の進化です。エンジンやトランスミッションの変更情報は現時点で不明なのですが、最新テクノロジーによって燃費改善を図ったというウワサもありますから、そのあたりも大いに期待したいところでしょう。
スイフトスポーツ・ファイナルエディションをチェックするチャンス
ソリオが新しくなる一方で、消え去ることが公式発表されているモデルもあります。それが２０１７年に誕生した現行スイフトスポーツ（ZC33S）で、最後を飾る特別仕様車「スイフトスポーツ ファイナルエディション」が発売されています。
東京オートサロンのスズキブースには、その貴重なファイナルエディションが展示されています。スイフトファンのみならず、ZC33Sデカールや赤いブレーキキャリパー、ブラックのアルミホイールなど専用装備で彩られた一台は必見です。
スペーシアギアに電動アシスト型原付きがシンデレラフィット
最後にスズキの近未来を感じさせる展示を紹介しましょう。
前から見ると、最新のSUVテイスト・スーパーハイトワゴン「スペーシアギア」を純正アクセサリー類でカスタマイズしたようにしか見えないかもしれませんが、後ろに回ると見たことのない二輪車が載っているのが確認できます。
この二輪車は、パナソニックの電動アシスト自転車のモーターやバッテリーを利用しつつ、原付一種相当の性能を持たせた「e-PO」というスズキが開発中のモデル。すでに実証実験が実施されるなど、いつ販売されてもおかしくないほどの完成度で、販売開始が今か今かと待たれている、新しいモビリティです。
そんなe-POは、ご覧の通りスペーシアギアのラゲッジスペースにピタリと収まっています。ミリ波レーダーとカメラを併用したACCを備えるスペーシアギアで観光地まで高速道路で移動、目的地ではe-POをおろしてマイペースで景色を楽しむ…といった6輪生活を妄想するのも、理想のカーライフとの出会いとして、東京オートサロンらしい展示といえるかもしれません。
