ジャガーラインナップ大刷新第1弾! ワールドプレミアは2026年か

かつて自動車製造における優雅さの象徴だったジャガーブランドだが、将来のグランツーリスモでデザインの伝統を捨て去り、現在は完全に電気自動車に注力している。

ジャガーが最後に新型モデルを発表してから8年が経ち、次のモデルが登場するまでには少なくともあと1年はかかるだろう。しかし今、同ブランドは完全電気自動車のグランツーリスモの量産バージョンで活気を見せている。
2027年に新モデルを導入することで、内燃エンジンに別れを告げるだけでなく、事業量にも別れを告げ、「電気自動車の高級ブランドへの台頭に備えることになる」と、同ブランドの責任者であるロードン・グローバー氏が昨年発表した。
そうすることで、ジャガーは、型破りでありながらもクリーンな新しいデザインを取り入れ、個性的なプロポーションを特徴としている。全長5メートルを超えるこの新型車は、電気自動車としては異例に長いボンネットと、まったく新しい外観を備えている。また主に少数のスクリーンと新しい素材に焦点を当てて、内部でも新境地を開拓していると、デザイン責任者のジェリー・マクガバン氏は語っている。
豪雪のスウェーデン山中で捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュのため、ディテールは不明だが、ヴェールを脱げばセクシーな急勾配のルーフラインと滑らかなテールが見られると予想される。また、ホイールベースが長く、ドアと前輪の間のスペースは、巨大な四角い充電フラップが収まるほど十分に広く、両側に1つずつあることが確認できる。
側面では、フラッシュドアハンドルも見られ、シャットラインからこのセダンが実際にはリフトバックであることがわかる。
技術仕様も明らかになっていないが、航続距離が800km(500マイル)で、15分で300km(190マイル)以上充電でき、「これは私たちがこれまでに作った中で最もパワフルなジャガーになるでしょう」とグローバー氏は発表した。
新型EVは、JEA(Jaguar Electrified Architecture)と呼ばれる専用のEVプラットフォームをベースとし、おそらく15万6千ドル(約2千350万円)をはるかに超える価格になる。
新型EVグランツーリスモのワールドプレミアは、2026年と予想され、同ブランドは、2027年から電気自動車のみを生産したいと考えている。また、変革計画の一環として、電気自動車のI-PACEを含むジャガーの現行モデルはすべて、新しいEVの発売前に段階的に廃止される予定だ。












