
テラは、新しく発売されたシュコダ「カロック」やVW「T-Cross」と同じプラットフォーム「MQB-A0」をベースとしており、最新の報道によればホイールベースは2,566mm(101インチ)で、「ポロ トラック」と同等だが、スパイショットからもわかるように、十分な地上高を備えている。また、第3世代のティグアンなど、他の新しいVWモデルと同様の外観を持ち、スリムな上部グリルの両側にスリムなLEDヘッドランプと分厚いフロントバンパーを備えている。しかし、「カロック」とは異なり、テラにはスプリットヘッドランプセットアップは採用されない。

テラはクーペSUVではないが、傾斜したルーフラインと短いテールランプを備えている。これまでのティーザーイメージでは、テールランプ間を接続するライトバーは装備されず、点灯しないパネルによって接続されることが明らかになっている。側面には大きなウィンドウも設けられ、ベルトラインはCピラーに向かって上向きにカーブしていることも確認できる。
テラのパワートレインの詳細はまだ発表されていないが、同ブランのメジャーな1.0リットル直列3気筒「TSI」エンジンを、6速マニュアルまたは6速オートマチックと組み合わせ、最高出力114psを発揮すると予想される。ただし、このエンジンにデュアルクラッチ(DSG)トランスミッションは搭載されないだろう。
テラのワールドプレミアは、今後数ヶ月以内に南米行われる予定で、生産はブラジルのフォルクスワーゲンのタウバテ工場で開始される。インドで発売される可能性も高く、価格設定がこの小型SUVの運命を決める上で重要な役割を果たすことになるだろう。またインド市場では日産「マグナイト」や、マルチ・スズキ「ブレッツァ」の脅威となりそうだ。













