
オリジナルのグランディスは、2003年から2011年まで三菱が販売していた3列7人乗りのミニバンだ。新世代のグランディスは、ルノー・シンビオズのリバッジ版クロスオーバーSUVとなり、“若いファミリー”をターゲットにするという。言い換えれば新生グランディスは、ルノー・キャプチャーの兄弟車である現行型の三菱ASX(日本未発売)の事実上の後継車ということになる。

ティーザーでは、グランディスのグリルとテールゲートが明らかにされており、その外装と内装のデザインのほとんどが、全長4413mm(173.7インチ)のルノー・シンビオズと共通になると予想されている。
同社によると、グランディスは「広くて多用途な」インテリアを持ち、シンビオズに匹敵するトランク容量となる可能性があるという。後者については、スライド式リヤシートによって492~624 リットル(17.4~22 立方フィート)の広さが確保されることが予想され、ADASやGoogle内蔵の10.4インチインフォテインメントディスプレイが装備されるだろう。
量産型では、日産マイクラとジューク、三菱コルトとASXなどと共有するCMF-Bアーキテクチャを採用、ルノー製のマイルドハイブリッドとフルハイブリッドのパワートレインのオプションが用意される。
また、新生グランディスには、名称未定の完全電動パワートレイン車もラインアップされる予定で、これは2025年後半に発売予定のルノー・セニック E-Techの三菱版となるものだ。
新生グランディスのワールドプレミアは、2025年7月に予定されている。現在のところ発売は欧州向けとされているが、今後の日本導入があるのか、新たな情報が入り次第お伝えしたい。





