中央の吸気口と改良された下部開口部を備えた新しいフロントバンパーを採用

ラップランドの凍った湖に出現した「M5セダン」改良新型は、当初「ノイエ・クラッセ」世代の電気自動車向けに意図されていた最先端デザインを採用していることがわかる。数カ月以内に新世代の「iX3」でデビューする最新デザインは、「X5」次期型や「3シリーズ」の第9世代にも採用される予定だが、M5のように市場に出てわずか7カ月のモデルではなく、新型モデル世代に限定されると思われていたため、同社はこの戦略を急いでいる様子が窺える。

ディテールを見ると、新しいヘッドライトへとつながる短いグリルを備えた、ノイエ・クラッセ風のフロントエンドを装備、これらに加えて、中央の吸気口と改良された下部開口部を備えた新しいフロントバンパーが採用されていることもわかる。後者は中央にV字型のデザインを採用しており、これはおそらくM2に見られるものと同じものになると思われる。


脚周りでは、巨大な合金製ホイールの後ろにセラミックブレーキを装備、リヤセクションも完全カモフラージュされており、LEDテールライトデザインも刷新されることを示唆している。

キャビン内では、「Panoramic iDrive」と「Operating System X」を採用すると予想される。どちらも今年初めのCESでプレビューされており、フロントウィンドウの下に、ピラー一面のディスプレイが搭載される予定だ。画面はヘッドアップディスプレイとして機能し、3つのセクションに分かれている。ひとつはデジタルインストルメントクラスターで、その他はウィジェットでカスタマイズできる。また、中央インフォテインメントシステムや、iDriveコントローラーに代わる、新しい多機能ステアリングホイールも期待できそうだ。
今回のアップデートはスタイルとテクノロジーに重点を置いているため、パワートレーンの変更はほとんどないと思われる。現行モデルには、4.4LV8ツインターボエンジンと、14.8kWhのバッテリー、および統合型電気モーターを備えた8速オートマチックトランスミッションを組み合わせたプラグインハイブリッドパワートレインが搭載されている。
これにより、最高出力727ps/535kW、最大トルク999Nmを発揮、全輪駆動により0〜96 km/hまで 3.4秒で加速し、最高速度306 km/hに達することができる。
































