V8ツインターボは最高出力930ps、最大トルク1,100Nm

このアップグレードは、カイエンとカイエン クーペの両方に提供され、主なアップグレードでは、カーボンファイバー製のフロントエンドと、フレアカーボン製のホイールアーチだ。

最新のカイエンは、優れたパフォーマンスと高級感を、これまでのSUVにはなかった洗練された外観と組み合わせた、これまでで最高のバージョンと言えるだろう。最新モデルが顧客の手に渡ってからまだそれほど時間が経っていないが、テックアートが大幅にアップグレードした、「マグナム」と名付けられたバージョンを公開した。
このキットはすべてのカイエン・バリエーションで利用可能で、多くのパーツはカーボンファイバー製となっている。まず、フロントエンドでは、オリジナルのバンパーとグリルが取り外され、代わりにカーボンファイバーと黒の要素で覆われたまったく新しいバンパーを装着、オプションでボディカラーのエアロブレードが取り付けられる。この新しいバンパーにより、カイエンはさらに堂々とした印象になったほか、ふたつの大きな通気口を備えた特注のボンネットが完成している。


側面では、インパクトのあるフレアホイールアーチや新設計のサイドスカートを装備していることがわかる。また、黒、銀、カーボンファイバーの要素を備えた大胆な21インチホイールを装着、新しいウィングミラーも見られる。
「マグナムパッケージ」は、標準、スポーツ、ユニーク、ファーストエディションの 4 種類で提供される。標準モデルのリヤには、かなり伝統的なカーボンファイバー製ディフューザーとクワッドエキゾーストパイプがインストールされているが、スポーツモデルには、カイエンターボGTに似た、中央に2本のエキゾーストパイプが取り付けられた、よりアグレッシブなディフューザーが装備されている。また、両方のバージョンのキットのリヤには、カーボンルーフスポイラーと小さなリップスポイラーが装着される。
最も特別なバージョンはファーストエディションと呼ばれ、わずか25台に限定されるという。個別に番号が付けられたフロントホイールアーチと、カスタマイズされたインテリアが用意される。
マグナムは、パワートレーンのチューニングにも着手。フラッグシップのターボGTをベースにしたモデルでは、V8ツインターボチャージから最高出力930ps、最大トルク1100Nmまで向上させることに成功、これにより、わずか2.7秒で62マイル(100 km/h)まで加速し、最高速度205マイル(330 km/h)を達成する。
この贅沢すぎる「マグナム」シリーズは、現段階で一切の価格を発表していない。




















