「IONIQ5 N」から最高出力650psの2モーターパワートレーンを移植

2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ダイナミックなデビューを果たしたジェネシス「GV60マグマ コンセプト」は、2025年までに生産が開始されることが確定している。

ヒョンデモーターグループ内の高級ブランドであることに満足しなくなったジェネシスは、モータースポーツの世界に進出し、新たに「マグマ」サブブランドを通じていくつかの高性能モデルに取り組んでいる。これらのモデルの最初のモデルが「GV60マグマ」であり、ヨーロッパでの冬季テスト中を撮影に成功した。
GV60はキア「EV6」と、ヒョンデ「IONIQ 5」の両方と基盤を共有している。どちらも「EV6 GT」と「アイオニック5 N」という形で高性能バージョンが発売されており、これに「マグマ」が続く。

量産型では、「IONIQ 5N」から最高出力650ps(478kW)のバイモーターパワートレーンを移植、最新の84kWhバッテリーパックを使用する予定だ。
パフォーマンスも並外れたものになる。アイオニック5Nは、時速62マイル(100 km/h)まで加速するのにわずか3.4秒しかかからず、ジェネシスもほぼ同じだ。
合成ギヤシフトが採用されるかどうかも注目される。このシステムは最初にヒョンデで導入され、世界中の運転愛好家から賞賛された。その後、昨年末にアップデートされた「EV6 GT」に追加されている。ジェネシスにも同じシステムが搭載され、EV体験にさらに運転の楽しみが加わると予想されている。
捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施されているが、ホイールアーチエクステンションを装着、赤いブレーキキャリパーが見てとれる。
キャビン内には、デジタルインストルメントクラスターと、タッチスクリーンを組み合わせた、巨大な27インチダッシュボードディスプレイが搭載されることがわかっている。
GV60マグマのワールドプレミアは、今秋に予定されており、市場ではポルシェ「マカンEV」を標的とする。


















