新プラットフォーム採用、従来のICEモデルとEVモデルが提供可能に

メルセデスベンツが現在開発中のコンパクト・クロスオーバーSUV、「GLB」次期型に関する最新情報をもとに、予想CGが制作された。

現行型となる初代GLBは、2019年6月に上海モーターショーにて発表され、翌2020年には日本市場に導入、昨年の春には、大幅改良を受けたが、今回7年ぶりにフルモデルチェンジが行われる。

メルセデス・ベンツGLB 次期型 予想CG

同社ラインアップでは、「GLA」と「GLC」の中間に位置する。この2台を含め、さらに上位の「GLE」でも5人乗りだが、GLBでは最大7人乗りのシートレイアウトを誇る。

スクープ班では、すでに次期型プロトタイプを捉えているが、KOLESA RUから提供された予想CGでは、その詳細が把握できる。

メルセデス・ベンツGLB 次期型プロトタイプ スパイショット

一見すると、新しいモデルは現行型GLBとプロポーションが非常に似ているよおに見えるが、フロント部分が完全に新しくなることはすでに明らかだ。そこには、3つ星の形をしたLEDデイタイムランニングライトを備えた、新しいヘッドライトを装備し、その間には、同社のいくつかのコンセプトのように、発光ストリップを備えたジャンパーがある可能性がある。また、ラジエーターグリルの位置が若干下がり、形状も若干変更されると思われる。

側面を見ると、現行型の段差の処理ではなく、滑らかに上昇するウィンドウラインを持つことで、サイドウィンドウの形状が異なっていることがわかるほか、サイドミラーは、ピラーの基幹からドアへ移動、ドアハンドルは(少なくとも高価なグレードでは)格納式になる予定だ。

そして最も大きく変わるのはリアセクションで、後部全幅にわたってU字型LEDが装備され、ブランドロゴがトランクドアの中央に配置、ナンバープレートがテールゲートからリアバンパーに移動する。同ブランドとしては、最大クラスのデザイン変更と言えそうだ。

量産型では、今後発売されるCLAセダンのベースにもなる、新開発の「MMA」(メルセデスベンツ・モジュラー・アーキテクチャ)プラットフォームをベースに構築される。

このプラットフォームの特徴は、従来のICE搭載モデルと完全電気バージョンを提供できることだ。後者は2つのバージョンで利用可能になると予想されており、最長距離バージョンでは最大750kmの航続距離が可能になる。内燃エンジンを搭載したバージョンに関しては、最高出力134ps〜188psを発揮する1.5リットルガソリンターボエンジンをベースにした、いくつかのマイルドハイブリッド選択可能となり、8 速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション内に小型電気モーターが積まれる。

第2世代となるメルセデス・ベンツGLB新型のワールドプレミアは、2026年内と予想される。