車体の安定性に寄与するウイングレットと、グリップとホールド性を向上させた新シート表皮を採用
YZF-R1は1998年に欧州仕様の販売が開始されて以来、スーパースポーツ市場を牽引してきたヤマハモーターサイクルのフラッグシップモデル。2009年より国内仕様を発売している。一方、YZF-R1Mはカーボン素材の軽量カウルなどを採用した上級モデルだ。

2025年モデルでは“GP teched R1~レース開発の知見で進化したR1~”をコンセプトに、コーナリング性と空力特性をさらに突き詰め、MotoGPマシン直系のテクノロジーが感じられるアップデートが行なわれた。
両モデル共通の主な変更点として、車体の安定性に寄与するウイングレットと、グリップとホールド性を向上させた新シート表皮の採用が挙げられる。
また、YZF-R1のみの変更として、①緻密な減衰コントロールを可能にするSDF(Separate Damping force Function)機構搭載のKYB製新型フロントサスペンション、②コントロールフィーリングを高めたブレンボ製フロントブレーキ(モノブロックキャリパー“Stylema”とラジアルマスターシリンダー)を採用している。

カラーリングは、YZF-R1M ABSがカーボン素材とブラックカラーを基調に、アルミ製燃料タンクにバフ掛けした上からクリア塗装を施して最上級クラスのパフォーマンスを表現した“カーボン(ブラックメタリックX)”。
そしてYZF-R1 ABSは、YZF-Rブランドを象徴する“ブルー(ディープパープリッシュブルーメタリックC)”と、造形美を際立たせた“マットダークグレー(マットダークグレーメタリック6)”が設定された。
